#病み期

廃れた世界の外に向かう

迷い子たちの足取りは

誰にも止められはしない

君が教えてくれた世界が

味気ない日常に染まる前に

私が残した色を飾るの

役割を押し付けておいて

成果を発表すれば常識を問う

生意気なのはどちら様

固い表情を解すように振る

季節外れの透明な雨に

なんと名前をつけようか

いつからだろう


音楽がないと泣けなくなったのは

言ってくれた言葉は全部嘘だったんだね

再構築が出来たら

幻葬の姿にさよならを

繋がれた紐が

絡まって解くのが面倒なら

いっその事切ってしまおうか

身内だけの繋がりを

休みの時まで持ってこないで

業務外労働なんだよ

決定権を譲っておいて

蚊帳の外から飛ばす

野次の嵐は止まることなくて

表面上は媚びへつらっても

煮えたぎるその感情は

移植された背中で育ってるんだよ

どこか深い溝が生まれただけで

否定する心は消えてしまえ

なんでこんなに頑張らなくちゃいけないんだろう

『貴方は貴方のままでいい』

前好きだった人に言われた言葉

このままの私を好きになってくれる人なんているのかな

裏を知らない偽物は

本物の叫びを見届けるだけ