#空

どんな色でも受け入れるから

君の本当の色を教えて。

地球の青に匹敵するほど

愛情は深く大きくなきゃね。

空を仰いで、海を眺めて

貴方の隣で笑っていたい。

夜空に映える花火と君の浴衣姿

袖からこぼれた笑顔が星みたいに

夏祭りの空を漂っていた

空に誰かの幸せを描いて、

海に私の涙を写した。

空も時間をかけて動いて形を変えているのに

僕の恋は動かずに心を乱しているだけだった

夏の夜風が頬を撫でる。

髪を靡かせ、葉を鳴らし、

私の心を連れていく。

心なしに見上げた視線の先には、

ぼんやりと雲が広がる空。

なんの変哲もない夜のまま、

今日も自分に別れを告げる。


夜明けを迎えた明日の自分に、

出会いを信じてもらうために。

僕が太陽を嫌ってしまわないように

雲が僕を庇ってくれている気がした

泣きすぎた空を味方につけて

君は無事に見事に咲いたのね

笑顔に染まった君を夕に染まった空が

後ろから照らしてくれていたんだよな

淡雲が染めきれぬ海地

理想と幻想を繋ぐ様に

心を乗せた鉄が飛行す

夕陽に染まる横顔は泣き出しそうで

気づかれない視線はまた合わないね

美しさを帯びた空に泣いていたのは

二人で見た夕焼けは優しかったのに

独りで見る夕焼けが寂しかったから

どれだけ涙を流したとしても

どれだけ傷を抱えたとしても

空は君に会いに来るでしょう

ひまわりと太陽は似ている気がする

泣きたくてもいつも笑顔を咲かせる

君が泣く場所があることを願います