#紡音

我楽多と棄てた心と残り滓の感情。

夏の空は何処へ続いているのだろう？

罵倒にも背を見せず、まだ奇譚の中盤戦。

恨んでばかりの敬拝礼拝無用な裁判だ。

捨てる位なら「僕」に無いもの頂戴よ。

何時も通りの帰り道、不意に昔を思い出した

遠い空を見ては、直ぐ側に居るのにな。

午前1時の独り善がり症候群。

異端に成れず、叶う気も意欲も無い懶惰。

零れる雫に気付かぬ様に、目を閉じたんだ。

浅い眠りから僕だけが目覚めた様な。

僕に関係無いと踵を返さず場を後にする。

僕を否定した君に鋭利な刃を突き立ててやる。

生きる事が罪ならば枷を嵌めて生きよう。

呼吸等意識もせず、懐かしい重さが戻る。