#終戦記念日

華が空に散っていく

愛でるお偉い様は

華の名前すら知らないのに

終戦記念日、か

戦争が無くなれば紛争が無くなれば
争いが無くなればいじめが無くなれば。

今日ぐらいは
『命』とか
『生き死に』
について
考えてもいい日だ


考えるべき日なんだ

平和を祈る誰かの幸せを

偽善だなんて呼ばずに

願う人が増えますように

夏景色が広がり
ほんのり秋の香りがする
そんな空気の
立ち込めるさなかに
君は今どこで何をしていますか

救いたくて逃れたくて

必死に息した花弁の白を

黒い鉄の主張が奪ったの

神様は不平等だ

せめて、今日くらいは

この世の平和を願う

心より
親を敬い
友人を尊び
想う人を残し

肉体を武器とする以外
道の無かった若者たちよ

激動の中
過酷な労働を強いられ
ついには
爆破された
乙女たちよ

地獄は終わったと
喜べるかい？

今日はその記念日だと
受け入れられるかい？

いつ
戦争は終わったの？

いつ
戦争は
終わると言うの？

むごい死を前に
わたしはとうてい
ピリオドは
打てないよ

戦って戦って身も心も壊れていた

傷ついて傷ついて最後に零れた涙

拭って欲しかった涙が拭われる頃

もう僕の命はそこにはないだろう

あなた達が戦ってくれた未来はいかが

終戦記念日…
もう戦争はやっちゃいけないと
思うし、考えるとやっぱり
当時の悲惨さが伝わる。

でも、体験してないからしらなくて良い、
知っていても意味がない、じゃなくて
もうこの過ちを二度と起こさないように
後世に繋いていくのが私達の使命である。

例え会えない時間でも

心の中 広い空の下で

大好きな貴方と繋がっている

どんな時も共に生きていこう

この世が終わるその日まで…

命を全うしてしまっても

それでも

貴方と過ごして来た

強い絆･証は確かにココにある

決して消えたりしないから

叫び声

魂すらも焼き尽くす

核という名の

悪魔の兵器

あの日の空は沈黙を貫き
凄惨な美しさを身につけ
憎いほどの青だった
蝉が時雨が降るように鳴き立てる