#記憶

溶けてしまう

楽しかった記憶

溶けてしまえ

悲しかった記憶

出会いも別れも

季節と絡めるから、辛くなる


香りも雰囲気も癖も

心が覚えるから、別人に面影を探す


君だけを感じればいいものを

別の要素と絡めてしまうのは

きっと、忘れたくないから


別れの時期未定なのに

既に思い出す準備をしているのは

記憶でさえも手離したくないから

火照った体
広い水面に飛び込めば
どこまでも若く要られる気がして

晴れた蒼に風を描いて
この詩を届けようか？

決して　　派手な　立ち振舞いも　　無く

人からの　賞賛も　　自らは　望まず

わずかに　洩れ入る　陽の光で　ひっそりと　咲き

文句や　愚痴の　ひとつすら　　つぶやかない　花

あなたは　　そういう　人　でした




だから　僕は　　あなたに　　心惹かれたのです

あの夜　　僕の胸の中に　身を委ねた　　あなた

僕は　　今だに　　忘れられないのです

旅の途中見つけた宝物　
コレは僕の賜物さ
ボロボロの革物のノート

幸せと呼べるこの瞬間の記憶が
私の中に永遠に残り続けますように

再投稿

一口小説　僕の素敵な天使様

寒い中待たせてごめんね…
何度も頭の中で練習する。
そんな人居ないのに。

今夜も夜風に吹かれる。
素敵な格好をしたカップル達
町並みのイルミネーションと同化して
まるで芸術の様だ

僕はそんな中一人悲しく帰る。
手に入る温もりはホッカイロの温もり

仕事を終えて部屋に戻る。
ただ散らかった部屋
今日もお湯を沸かしてカップルヌードル

スマホで今日のニュースを見ながら
早めに寝る。

そんな毎日

時々夢に見る、過去好きだった人の妄想
いちゃいちゃして手をつないで
色んな所へ…沢山の思い出

目を覚まして、夢と気づく

満員の電車に揺られ、
仕事して残業して…
特に仕事仲間と飲む事も無く

今日もただただ帰る

意味の無い毎日

生きてる意味すらあやふやで

未来に希望も無い…

そんな事を思ってたある日

君と出会った

まるで空から舞い降りた天使
一目惚れってあるんだ…
そんな事を思ってた。

君は
僕の人生を全て変えてくれた
あの日困ってた君に勇気だして
助けて
まさかこんな風に幸せな日々が

来るなんて…だから

僕はこの人と共に居たいと思った

この素敵な聖夜に君に…
素敵なプレゼント
僕と結婚して下さい。


終わり

この　香りが　　風に　乗って　　街を　包むと

脳裏を　よぎるの　　今も　なお……


あなたと　歩いた　　夕暮れの　ペーブメントには

金木犀の　垣根　　オレンジ色の　小さな花たち


甘く　漂う香りは　　期間限定の　恋に　似て

無情な　雨に　　小さな　オレンジ色が　散りゆく


あなたを　失って　　彷徨い人ね　わたしは

優しかった　　あなたの　ぬくもりを

あの　香りが　　忘れさせては　くれないの

紅い　花ならば　　　紅いままで


華奢な　茎ならば　　　華奢なままで


甘く　香るならば　　香るままで





あなたに　愛された　　あの夜には　戻れないけど


あなたに　愛された　　この体は　覚えているのよ

逢えない日々が続いても

貴方の声が聞けなくても

忘れることはないんだよ

楽しかった　時間　　　嬉しかった　再会

きらめきに　満ちた　　笑顔

喜びが　あふれ出る　　会話


ほんの　１日前の　出来事　　それすらも

アルツハイマーの　母には　　忘却の彼方

記憶よ……　２度と　よみがえることは　ないのか

事実は……　病魔が　脳の中で　母を　蝕んでいる

それでもいい

たとえ　　想い出は　消えゆくとも

大切な　母には　　変わりない

遠い記憶

遠い約束

ここに必ず貴方はいると

言っていたでしょう？

ねるねるねるねから出た糸をたぐるように、記憶を手繰り寄せてみる。…練り始めたところまでは、覚えている。そして、あの魔女が現れて… そこから先は、覚えていないのだ。

時々思い出すようにしてるの

辛かった記憶と、当時の感情

忘れないように

ずっとずっと記憶の中で恨み続ける為