#鏡越し

[大丈夫]なんて嘘を吐いた

画面に映る僕が嗤っていた。

鏡越しに目が合う君の体は

私の方に向いていた

私は、まだ会えることが普通だったあの日、


鏡に映っているあなたを見た


他の人は、何も感じないだろうけど


私は、いつも見ているあなたとは反対で


あなたがいつも見ている自分なんだ


とか、色々考えて、すっごく胸が痛いような、苦しいような、感覚になった



そして、しばらく見つめていたら、鏡越しに、あなたと目が合った




普通に目が合うよりも、鏡越しの方が、とてもキュンとなった


あなたの真剣な眼差し


少し目に触れている、長い前髪


鏡越しでも、あなたのかっこよさは
伝わってきました































やっぱり大好きです。

静かな部屋に
水の音を響かせながら
顔を洗う

ふと、
顔を上げた。

せめて
あなただけは笑っていてくれても
いいじゃん。

でももう、
顔を洗った水滴で濡れてるのか
涙で濡れてるのか、
わからないね。

あなたは、何を抱えているの？

そっちの世界も、
少し冷たそうだね。