書くとココロが軽くなる 心の中の扉に鍵をかけ
どれだけの時間がたっただろう
すでに鍵をなくしてしまった今
もはや開ける術はない
空が青すぎて
泣きたくなる日
からっぽな心は
もう誰の言葉もひびかない
つき刺さった棘のように
あのときの光景が
僕をさいなむ
あれは夢じゃなかったんだよな
こぼした涙のわけは
君だけが知っていれば充分さ
イルミネーションを避けるように
ひとり華やいだ街を彷徨う
もし隣に君がいたら
すべてがバラ色に変わるのに
かなしき天使は
渇いた魂のいやしを求め
あてどなく彷徨う
蒼い月が奏でる幻想曲とともに
幼き頃の思い出の部屋
在りし日のまま
時だけが虚しくすぎてゆく
それは朽ち果てることもなく
煌めきとともに
心に在りつづけるだろう
哀しみに
おしつぶされそうになっても
明日を夢みて眠ろう
しあわせが
きっとその先にあるから
翼をもぎ取られた天使は
もはや翔ぶことはない
でも悔いはないさ
君という光があるかぎり
嘆きの天使が舞いおりる夜
哀しみの月がのぼる
憂いのまなざしを
下界にむけながら
涙の数だけ
強くなれるのかな
四葉のクローバーに
落ちた雫は
塩辛い味がした
血のように赤い空
暗く沈んだ谷
この美しい風景は
今日の僕には寂しすぎる
哀しみに塗りつぶされた心は
この世界に色があることさえ拒む
きれいなモノを愛でる心があるのは
それだけで幸せなこと
なかなか逢えないなら
夢でもいいから逢いたい
そういう君の言葉に
継ぐ言葉が見つからない
空は心を映す鏡
彼女が見ている空は
どんな色に映っているのだろう
私たちは、一人ひとりの持つ
言葉の力を信じています。
