🌸🌻🍁❄️・6時間前
背中
「君」と「キミ」の使い方結構凝った
↬6月
君の背中は大きくて
いざ男の子と認識してしまう
そしたら凄く
ドキドキしてしまって
上手く話せない
君は私の話をしゃがんで
一生懸命聞いてくれるけど
それでもまた緊張してしまって
君を心配させてしまう
"君がかっこいいのがずるいんだ"
なんてツルッと滑らせてしまえば
君は顔を真っ赤に染めて
"き、キミもかわいい、です"
なんて吃りながらも伝えてくれた
私も耳が熱い
そしてふたりの沈黙の時間
階段近くのチャイムが鳴った
君はバッと頭を下げて
顔を真っ赤に染めたまま
教室に向かって走って行った