#【秘密基地-言ノ葉-】

花残月に桜の花びらひらひらと

君と通った通学路に 舞い散る

"サクラサク"離れても大切な君へ

言えなかった "おめでとう" を

寒空の星の麓で

未だ春を待ち

巡る時の最中

黄昏れる夜風

水平線に沈む夕日

あの日の苦しみも

此所に沈ませてさ

共に踊りましょう

銀河系の青い星‐地球‐で

君に出逢えた奇跡

星月夜 二人を朧ろに包む

明けない夜の夢を照らして

夜空に輝く一番星



地上から見るその星は

掴むこともできず


『これは私のものだから』と

主張してみたい煌めきがある

ピタゴラスの定理で計算したら

僕等から地平線までの距離は約4.5km

君との心の距離の方が 遥かに遠いよ

"一緒に桜を見よう"

約束の場所 花は舞い散り

春の宵に ひとり眺めれば

僕の瞳に揺らめく 月の雫

溢れすぎた愛に

君と行き違って

哀を引き寄せる

春の朧を感じたら
そよ風 肌を吹き抜けて
花びらは 身を散らせつつ
舞い踊りゆく 儚げに


あの懐かしき 残り香と
あの薄れゆく 面影が
心の奥で 揺れながら
想いは悲し 春霞


君が残した ひとことと
花の気配に 春の風
すべてが 遠い記憶へと
心を揺らし 夢惑う

この学校での3年間は

全部君色に染まるんだろうな、って

笑顔で溢れてた一昨年も

色々あった去年も



ずっとそう思ってた。

あんなに君のことを愛してやまなかった


それなのに



次の春はあっという間に来た


桜吹雪に連れられて


恋煩いの相手は別の人になってた。

私のお気に入りの空


地平線上に浮かぶ


君との想い出は残ったままで

夕凪の海 行き交う灯台の灯り

二人の足跡が残る砂浜

僕の心 砂の雫は溢れ出す

さっきまで君は傍にいたのに

「青き空 深き海」

街中が 戦火に落ちた日も
真夏の太陽が照りつけ
空は 青く澄み切って
海は 青く波が寄せては返しただろう

故郷のために
命をその海に沈めた 彼等は
この国の今に 何を思うのだろう

人々の犠牲の上に 刻まれた平和
人の心は 輝いているのか
家族を愛し
大切な人を慈しみ
目上の人に 尊敬の念を抱いているか

青き空と
深き海に負けないほど
優しく強く生きていきたい
僕の存在理由

永久の平和への願い
遥か空へ放って

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春陽、暖かい春に包まれて


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春陽(しゅんよう)
→春の陽、日差し。　





出会いと別れの季節「春」。




春の陽光に包まれながら



懐かしい記憶


今の新鮮な気持ち



全てが懐かしく感じて
次の春、また思い出す




使用、解釈自由



秘密基地メンバーの方でも

そうではない方も



使ってくれたら贈り物