轗軻・2023-09-30
あなたへ向けた独り言
貴方のことは好きだけど
愛してはいない
私は貴方の創る綺麗な物語には
必要のない存在だったみたい
本当は気付いてたの私
貴方が浮気してるって
会いたいって思っちゃったけど
会っちゃだめだって分かってるから
苦し紛れの言い訳で彼氏いるなんて
言っちゃったばかみたいだね
貴方の恋には答えられないけど、
その言葉で繋がりが切れるなら
いっそこのままで。
貴方のその瞳に私は最初から
写っていなかったのかもしれない
あなたの唯一変わったところは
そのまとわりついた煙草の匂いだった
1度は愛した貴方のことを
今、私は世界で1番憎んでいる
貴方とすごした夏は終わり
貴方と過ごせなかった冬がきた
煙草の煙は嫌いだけど
貴方が吐いた煙草の煙は
全部受け止めたいくらい好きだった
貴方は私のことが好きだったんじゃなくて
私との関係が好きだっただけでしょ
私は結局あの人のことがまだ好きなの
あの忘れられない恋をした日は
もう1年以上も前だった
長く続かないだけで
本当に1人1人を愛してたの
誰かと話しているときだけ
貴方を忘れることができるの