凛花・2023-05-22
独り言
お天気、雨
あなたが
淋しくないように
雨音を置いて行くよ
私もまた
あなたが誰かと出会う為の
雨に過ぎないのかもしれない
ほんの通り雨
一日中 静かに降る雨
あなたのこころは
濡れていませんか
雨は好きよ
だって音が綺麗でしょ?
心はいつも晴れ模様
頭の中はお花畑さ
雨の音が好きです
私の中で響く煩わしい心音が
聞こえなくなるから
降り出した雨と
遠雷に
キミを想う
あなたと私を
繋ぐ雨
あなたの両手はすでに
溢れる程の花束で
私が差し出す
小さな花など
受け取ってはくれないでしょう
私はただ雨の中で
傘を差し出す時を待っています
あなたの両手に抱えた大切なモノが
あなたが
濡れてしまわない様に
雨を連れて
キミはやって来る
キミが濡れるなら
私も濡れよう
傘は持たない私だから
手を繋いで
空に向かって舌を出して
いっそキミが落ちて来ればいいのに
この道は一方通行
置いて来たモノを取りには戻れない
後悔など何もない
あなたがそばで笑ってる事
それだけで私には奇跡の様だった
意味なんて無くていい
走馬灯には ただ
あなたが映ればそれでいい
罪深いこの魂が
生まれ変わらなければいけないとするのなら
ただ雨になって
何度でもあなたの人生とすれ違いたい
雨の日は
いつも
心が少し近付いた
味のない雨が
降り続く
何色の夢を
一緒に見てくれる?
それは恋か
幻か
雨音みたいに
いつか
なりたい