麗華・2022-03-25
かっこいい女性
薔薇
薔薇とか似合う人って自分を持っててかっこいい女性って雰囲気がする
「もう空が初夏の色だな」
彼が髪の雫を拭きながら
窓辺で話しかける。
私は紅いマニキュアを塗り直して
小さなため息混じりに
強い陽射しに指をかざす。
去年の彼とは違って
焼けた素肌にまだ若い彼。
清々しく夢を語る。
そんな彼の声も、夢も違う。
そんなコト思いながら彼を見つめる。
嗚呼、また比べてしまったわ…。
少し西陽が強い中
彼は風呂を上がるなり、
冷蔵庫の中の牛乳を取り出して
私の元まで運んでくれる。
「はい。お待たせ。」
『ありがとう。』
彼は、淹れた牛乳を一気に飲み干した。
そう云えば去年の彼は、
麦酒ビールだったけ?
話すときに耳を掻く癖。
額を流れる汗。
言葉だけで伝える愛。
コップを持つその右手。
あの人とは違うのね。
嗚呼、ごめんね。私はまだあの人に
縛られてるのかしら?
それでも、
陽が当たれば影が違うわ。
色も光も変わる。
そんな風に
あの人とは違う
“貴方”という太陽によって
私もまた変わってゆくわ。
そうして、貴方だけを
心から愛されるようになるその日まで
あなたへの気持ちが
イミテイション(偽物)から
本物の愛に変わるまで
それまで待っててね。
今年の人__
山口百恵
イミテイション・ゴールド
私は将来、かっこよくて皆が頼ってくれるような女の人になりたい!!(出来れば今からでも…)
身長が高くて、誰にでも優しいかっこいいお姉さんみたいな…。
今の自分には程遠いけど、いつかなる!!w