#この世という地の底で

星々の光はいつだって遠く､




太陽の光はニセモノ｡




淡い淡い月の輝きだけが､




この世の隙間をすこしだけ照らして｡

毎日はたらくのは
悲しみを紛らわすため｡






占星術だけで
生計立つなら
肉体労働は
不要だが
それだと
大量に時間が余ってしまう｡

無いものを有ると思い込み､



有るものを無いと思い込んで



僕等は生きてる｡



ウソだらけの科学でも､



みんなで信じれば､効果はあるからね｡

自殺願望が最近は薄れてきたのですこし考えてみる｡
自殺願望が子どもの頃からずっと消えなかった理由のひとつは､
異性愛前提で
『わたしは種付けされるためにこの世にいる』
という事実が耐えられなかったのではないか？？

子育てで苦しむにしろ､
不妊で苦しむにしろ､
避妊前提で穴だけ使われるにしろ｡

今晩は満月らしいな




空なんか見上げていると




否応なく思い知らされる




なんでこんな世界にいるんだろう？




月にも太陽にも見下ろされ




故郷の星ははるか遠く




地球とかいう惨めな地の底で




死にたかったはずのあたしは生きていて
死にたくないみんなが次々 死˙んでゆく

この世が存在しなかったら
どんなにいいか

生まれてこなかったら
どんなによかったか

仕事はあるし
寝る場所もあるし
生活に困っているわけでもない｡


有資格者だし
貯金もあるし
会社を移ることだって自由にできる｡


何も困ってはいない｡
生きていくのに
不自由があるわけではないんだ｡


♡♡



そうじゃなくて｡
ふとした瞬間､
この世そのものが
気持ち悪くて耐えられない｡



ふつうに生きているふつうの人が
ゾンビとかガイコツに見える



ごくふつうの街並みが
地獄の底の風景として見える



なんでわたしは
こんな世界にいるのか｡



こう見えて
わたしはわたしの身体を
そうとう丹念に育ててきたから
自分の身体が気持ち悪いということはない｡



だから､
ひとりきりで部屋に閉じこもっていれば
とりあえず嫌悪感が襲ってくることもない｡



でも､
ひとたび外に出れば｡
この世は地獄の底で､
そこにいるのは彷徨う亡者たち｡



なんでみんなこんな生き方できるの？
怖いよ｡気持ち悪い｡
この世に正気はないのか？？