#たまにはいーでしょ

我慢させ焦らした分だけ
ちゃんとしてあげるから
僕だけでいっぱいになってよ

これでも抑えてるんだよ
ひどく傷つけ泣かせたくなる

漏れてく吐息も苦しそうな顔も
涎垂らしながら欲しがる君に
首輪つけるだけじゃ物足りなくて

もっと意地悪くも欲深くもなる
心も身体も僕のだって
消えない証をつけてもいいよね？

わかってて挑発するなら
そのまま乗ってあげるよ

君が楽しんだ話なんて
他の誰かを愛した話なんて
妬かないとでも思った？

聞いた僕が悪いなんて
言わないよね？

…黙れないなら
口塞いであげるよ
ほら、何を言っても聞こえない

涙溜めながら見上げないで
望んでた事をしてるだけだよ
欲しそうな顔をしてたから

こんなに僕を嫉妬深くさせて
止められると思ってる？


…責任とって、壊れてよ

背中に触れた指先で
汗ばむ肌を感じても
乱れていく息も
掠れてくその声も

比べても意味なんてない
頭ではわかっているのに
過去にさえ嫉妬して
知らない君がいる事が嫌で

だから
もっと激しく深く感じてよ
このままじゃ終われない

過去なんて全て忘れるほど
溺れていくとこ見せてみてよ

口を塞がれ
声を抑えても
漏れてく…

焦らされ
突き上げられ
溺れてく…

ずるいよ
支配するのは
君だけじゃない

おかしくなるほど
求めてるのは
私だけじゃないって
わかるから

だから…いいよね？

誰にも触れさせたくなくて
全て独占していたくて
いっそ閉じ込めてしまいたい

だから…小さな小屋の中で
僕の事だけ考えて待ってて
他の誰にも愛嬌ふりまかずに

だって
君はもう僕だけの犬でしょ？

溶けてしまう甘いモノより
もっと甘い時間をあげるよ
ねぇ、誰かさん？

泣きそうな顔して
声出して
言ってみてよ

いつものように

僕だけが知ってる
淫らに乱れて壊れて
どうしようもなくなって
それでもまだ欲しがって

ちゃんと言えたら
ご褒美あげるよ

ねぇ…言って？

いつだって同等でいようよ
君が僕を変えたなら
僕が君を変える番だよ

陳腐な愛を語るより
余裕がなくなるくらい
僕が狂わせてあげる
全て変えてあげるよ

今までの君は君じゃない
そう思わせるくらいに
だってもう君は僕のでしょ？

好きにしていい
そう言ったよね？

しっかり鍵はかけたよ
どこにも行けないよう
離れられないように

忘れないでいてよ
目の前にいる僕の事を
いつものように撫でてよ
その手で優しく

夜へ逃げよう
2人で一緒に
どこまでも堕ちて
泥沼にハマってもいい

僕以外に君を満たせる人
いないでしょ？

君は僕のなんだから

ねぇ…聞かれちゃうよ？
ダメだよ、声出しちゃ
手で押さえても
漏れてるよ

ねぇ、聞かせたいの？
僕じゃない他の誰かに

もっと乱れて見せてよ
狂ったように

君の良いところ
知り尽くして
もっと見つけてあげるから

ほら、もっと溺れなよ

教えてあげるよ
僕の汚い欲望を

他じゃ物足りないって
欲しがるなら

「君が他の誰かと
同じように抱き合えたら
わかるんじゃない？」

…なんて嘘
信じてるわけじゃないよね？
その顔、見てると泣かせたくなる

舐めてあげるよ、その涙も
だからもっと鳴いて
聞かせてよ…その声

甘えるように擦り寄って
撫でて欲しそうな瞳で
見つめてくるから
つい意地悪したくなる

わかってるよ
尻尾振りながら
触れられるの待ってるのは

だからすぐには触れない
もっと欲しそうにしてよ

誰に可愛がってもらいたいの？
君の主人は誰かわかってる？

ちゃんと答えられるなら
撫でてあげるよ
恥ずかしがらずに言ってよ
ご褒美もあげるから

気まぐれに責めては
傷つけたくなる
残しておきたくて
消えない痕を

焦らして我慢させては
泣きそうに欲しがる
そんな顔が見たくて

狂うように
乱れたらいい
他じゃ物足りなくなるように

君が僕のだって
ちゃんと教えてあげるよ
身体にも心にも
誰も入れられないように

絞り出すその声が聞きたくて
深く奥まで飲み込んで
君を私で満たすの

過去にさえ妬いて
責めるように囁いてあげる

こうして欲しかったんでしょ？

揺れる私を見上げながら
呻き声のようなその声で
満足させてよ、心まで

他の女じゃ足りないって
私じゃなきゃダメなんだって

嫌になるくらいわからせてあげるから

ねぇ…もっと欲しがってよ
他の人じゃ無理だって
その口だけじゃ足りないから

おかしくなるまで絡み合って
馴染んできた肌も汗ばんだまま
僕だけの君でいられるように

変えてあげるよ
今までのコト全て忘れるくらい

だから…
ほら、いつものように
言ってみてよ

「他の誰かに撫でられ
尻尾を振って喜ぶなら
手放してあげるよ

好きな所へ出かけたらいい
帰る場所を他に作ればいい」

そう言えば君は泣くだろう

小さな部屋に閉じ込めて
僕だけしか見れないように
鎖で繋げられたら

いつか君につけた
その首輪だけじゃ足りなくて
縛りつけてしまいたくなる

汚い欲望に支配される
本音を知らないまま