五百森 桜希・5時間前
だからきみも希望を、期待を捨てないで
父親だろうが母親だろうが教師だろうが
人間は自分のことしか見えていない
誰かをどんなに大事に想っていても
根っこを覗くとちゃんと向き合っていない
現実から逃げてばっかり。
ただ、稀に
本当に稀に
ちゃんと向き合ってくれる人がいる
僕と向き合ってくれる人がいる
逃げないで目を合わせてくれる人がいる
絶対に逃すまいと僕の腕をしっかり掴んでくれる人がいる。
向き合ってもらうことを諦めたけど
その人がいる限り、希望は捨てられない
その人がいる限り、期待してしまう
いつか心から笑える日々がくることを