はじめる

#なんか違う

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全82作品・

"尊敬" "器用" "憧れ"

私の努力はそんな言葉で

片付けられてしまうほどなんだね

月愛・2022-09-18
マネージャー
男子バレーボール部
男バレ
MG
後輩
先輩
努力
無駄
尊敬
器用
憧れ
嬉しいけど
なんか違う
独り言
言葉
この満天の星空に悩み事を浮かべて



「ごめん、付き合ってみたらなんか違った」


楽しみにしていた三回目のデート。


もしかしたらステップアップもあるのかも


そう思っていた私に


彼が言い放った言葉。




前の夜から


自分磨きに徹して


ストレッチ、浮腫防止


いつもより入念にお肌のお手入れ


当日は朝からお風呂なんて入って


つるっつるのぴかぴか。



メイクだっていつもはナチュラル。


でも今日は


少しでも可愛く見せたくて


ほんのりチークを入れてきた。




骨折り損のくたびれもうけ。



…バカみたい。



空を見上げて息をつくと


立ち上る息が白い。



ああ、こんなに寒いのに


彼はもういないんだ……。



ふと見渡せば


カップルばかりが目につく。



手を繋いだり


腕を組んだり


中には男の子が


女の子の腰に手を当てて


エスコートしてる人もいる。



私と彼には


そんな雰囲気全くなかった。



部活が一緒で


クラスも一緒。



自ずと仲良くなったら


趣味も合う。



何より彼と話していると


ドキドキして


楽しくて安心出来た。




一度、私の不注意で


指の骨を折った時には


毎朝、家まできて


荷物持ちをしてくれた。



彼が好きだって言ってくれた時に


あの頃からずっと


お前のこと想ってた


彼は、そう私に告げた。




あんなに優しかったのに


付き合ってみたら


何か違ったってなんだろう。




私の何が違ったの?


私、何がいけなかったの?



ずっと私のこと


思ってくれていたのに


たった二ヶ月で


心が変わってしまうほどの事を


私はやらかしてしまったらしい。




彼を責めるより


何よりも


私はその事が辛かった。




「あー、麻衣じゃん、あれ、1人?修哉いないの?」


声をかけてきたのは陸。


私と彼の共通の友達。


陸もまたクラスも部活も一緒だ。



日常が突然非日常になって


頭がついていかなかったのに


陸の何気ない言葉に


また日常に引き戻される。



途端に、実感した。




私は修哉に、振られたんだ。



すると涙がひとつ


またひとつと


零れ始めた。



「う……陸、あ、あたし、ふら、ふられ…っ」


「なっ、マジか!!おいっ。バカ泣くなよ、麻衣、ちょ」



陸は私の突然の涙に驚いて


あたふたし始めるけれど


私の涙腺はどうやら壊れてしまった。



涙が止まらない。



困った陸は私を半ば強引に


カラオケボックスに連れ込んだ。






「ふぅーーー、やべ、焦ったあ」


「ごめ」


「なんだよ泣き止んだの?」


「……うん」


「せっかく大声で泣いても大丈夫な場所に連れてきたのに」



けらけらと笑う陸が救いだった。


これで陸にまで


お葬式みたいな顔をされてしまったら


それこそ、みじめだ。



「陸…」


「あー?なに」


「聞いてもらってもいい?」


「なんなりとー」



気の抜けた返事に


涙がまた滲む。



陸はわざとカラオケのリモコンに目を落とし


私の涙を見ないよう心を配ってくれた。




修哉が好きだったこと


付き合い始めた時の喜び


はじめてのデートでキスしたこと


これからたくさん


一緒にいられると思っていたこと


昨日まで一緒に下校していたこと



何か違うと、振られたこと



ひとつひとつ、話すうち


私はもう一生分泣いた。


最後は言葉にならなかった。



認めたくなかった。



修哉に好きで


居続けてもらえなかった自分が


悔しくてたまらなかった。



「麻衣ー」


陸は、おしり一つ分


私に近づいて


頭を、ぽんぽんと


撫でるように叩く。




「お前はさ何も悪くないよ」


「でも…」


「でも、じゃねーの。悪くない」


「だって」


聞かずん坊の私に


陸は苦笑しながら体を向き合わせる。



「俺、お前の彼氏でもなんでもないけど、麻衣のいいとこいっぱい知ってるわ」


「例えば…どこ…?」


「頑張り屋だろ、麻衣は」


「…そう?」


「今日も…」


さらっ、陸は私の髪の毛を流す。




「修哉のために頑張ってきたじゃん?かわいいよ今日の麻衣」



不覚にも、胸がときめく。


振られたばかりで


私の中のときめきメーター


おかしくなっちゃったかな。





陸は優しい。


さっきから鳴りっぱなしの陸のスマホ。


きっと友達と約束があったに違いない。



それなのに私の為に時間を割いてくれた。




正直、修哉の喪失感は大きい。


なんせ初めての彼氏だった。



涙に暮れる日も


何日続くかわからない。



でも、こうして励ましてくれる人がいる。


私は、独りじゃないんだって



そう思えるから…



私は必ず、立ち上がる。



いつかまたきっと


修哉みたいに大好きな人を作って


今度こそずっと一緒に


長い人生の道を歩めるように


強く、そして綺麗になろう。




漠然とそんな事を思って私は



「ありがとう」



泣き腫らした顔で陸に笑いかけた。

ひとひら☘☽・2020-01-21
幸介
幸介による疲れた人へのメッセージ
幸介による小さな物語
失恋
独り言
あなたと私の物語
ありがとう
支えてくれた人
麻衣&陸シリーズ
約束
女心
初恋
ポエム
初彼
同級生
青春
青春時代
思春期
デート
ぽんぽん
ふられた
心変わり
なんか違う
恋人
元カレ
元カノ
不覚
小説
物語
失恋した人へ

"好き" "大好き"

心の中に浮かんでは

消えていく想い。

星紫=ほし・2020-07-12
隠した想いは
独り言
なんか違う
片想い
つぶやき恋日記
好きな人
ポエム

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に82作品あります

アプリでもっとみる

君は知らないままで去り、

僕は言葉にできないままで見送った。



君が誰よりも大切だったって

言えばよかったのかな。

言えばなにか変わったのかな。

ポラリス (北星)・2020-03-17
大切な人が居ること
りんごさんのタグ
使わせていただきました
なんか違う
君はポラリス
片想いにさよなら

どんな形でもいいから
君の傍にいたいと願った




『May 最終話』




「なつ」


「ありがとう」







ピッピッピッピッ

同じリズムで機械音が鳴る

そっと目を開けると白い天井が目に映り
独特な匂いが鼻をついた
ここは病室だと理解する

生きてる

そう思った


さつきは!?

焦って体を動かそうとすると
体に激痛が走る

ふと隣のベッドを見ると
さつきが同じように寝ていた

「さつきさんも生きてますよ」

俺が心配そうに眺めていたことに気づいたのだろう

近くにいた看護師さんが教えてくれて
これ以上ないほどの安堵のため息をつく

よかった

俺の命より大切なんだ



夢の女
見てたか

未来変えてやったぞ



さつきが目を覚まさないか見ていると

そっと目が開かれ

安心して涙が出る

「よかった…」

「なつ…」

よかったとさつきも呟き
2人して涙をこぼす

看護師さんが報告のためかそっと病室を出た



さつきの涙の瞳を見つめ
先程言いたかった言葉を告げる

「さつき 好きだよ」

もう痛いほど学んだのだ
伝えたいことは伝えないと後悔すると

さつきは困ったように
けれど嬉しそうに笑った

「私も 好きなんだと思う」

その言葉にこれ以上無いくらいの幸せを感じた
涙が頬を伝う

許せないけど と言葉がつけ足される

「でも私」

「なつと一緒に生きたい」

どき
と心臓がなる

既視感が胸を突く
どこかで聞いたことのあるセリフ

はっとした

夢の女が最後に言った言葉
俺が思い出せなかった言葉


『なつと一緒に生きたい』


そうか

「…さつきが助けてくれたんだな」

「え?何言ってるの なつでしょ?」


あの女は

未来のさつき
本来起こるはずの未来のさつき

だったのだろう

そのさつきが予言してくれていた


思い返せば
さつきに似ていた

ミルクティー色の髪をくるくるまいていて
白の服が良く似合う


さつき
お前のおかげで生きてる


これからはもう未来はわからないけれど

「一緒に生きよう さつき」

なんて言葉で俺の気持ちが伝わるかわからないけれど

「うん」

俺たちは2人で
乗り越えていくんだ

愛する気持ちがあれば乗り越えられると
学んだんだ

大袈裟かな



俺の過ちは許されることではないけれど

一生かけて守るから

もうこんな怖い思いさせないから

一番好きな人と一緒に居られる
俺はこんな幸せ絶対手放さない


さつきの方へ点滴の刺さっていない方の手を伸ばす

互いの小指を絡めた

「俺が責任取って 一生守ります」

「…調子乗んなばーか」

けれど嬉しそうなさつきを見て

俺はちゃんと

愛されているのだなと感じた


ありがとう

さつき



たくさんの後悔があるけれど
好きだという気持ちはずっと変わらないから

信じてついてきて欲しい








数年後



「みんなご飯できたよ〜」

互いの左手の薬指に光る輝き

「わーい!」

食卓を囲む夫婦と子供たち

「ママの手料理は世界一!」

過去と未来は少し遠くから眺めて
今を見つめて生きていきたい

そう思うようになった


こんな暖かい日常が一生
続きますように





fin.

Sena❁・2020-03-29
小説
感想ください
なんか違う
こんな話になる予定ではなかった
おかしいなあ
つまらん!
駄作
May
ありがとうございました
senaの小説
恋愛小説
長編小説
恋愛






『May 井2』






足早に歩くさつきを追いかける

「待てって」

さつきの背に向かって叫ぶ

昔は俺が歩くのが早くて、
さつきが追いかけてきたのにな

「ついてこないで!!!」

「話がしたい」

「私は話すことなんてない!」

ようやく追いついて
さつきの左手をとる

「離して…!!」

「ごめん!!!」

俺は限界まで頭を下げて叫んだ

「あの時はごめん さつきを傷つけた」

「…」

「お前が好きで好きで仕方なかったんだ」

「…」

「許してなんて言わないから 俺と 幼なじみに戻ってほしい」

顔をあげるのが怖くて
頭を下げ続ける

「…とりあえず顔上げて手離して」

ぶっきらぼうな声が聞こえて
言われた通りにする

顔を上げるとカフェで会った時ぶりにさつきと目が合った

涙目だった

ああ
俺がつけた傷は深いんだな

と自負する

「私はもうあなたとは関わりたくないの…わかるでしょ?」

俺は何も言えずに立ち尽くす

「今更戻りたいなんてなんでそんなこと言えるの?あんなことしておいて相変わらず馬鹿なんだね」

「…ごめん」

「さよなら」

そう言い残して
さつきは去っていった

「…そりゃそうだ」

そんな俺を知ってか知らずか
ぽつぽつと冷たい水が慰めてくれる

雨だ

夢の女
傘持てって言ってくれればよかったのに

なんて

夏は夕立が付き物か


けれど雨にでも濡れたい気分だった

ちょうどいい

それも見抜いてたのかもな




家に着く頃には雨は土砂降りになっていて

まるで俺の心のようだった


さつきは濡れなかったかな

なんて気になって
また心を痛めた






今日も夢を見た

あの女の夢だ


珍しく憂鬱な表情をしている
気がする


はあ

とため息をつく声がした

どうした?と声をかけようとして
でも女が喋りだす方が数秒早かった

「なつ」

いつもより低い声だ

やっぱりなにかあったのか
いや、なにかあるのか と言った方が正しいか

心配したのも束の間
いつもの声に戻って他人事のように言う

「さつきちゃんが夕方学校近くの路地裏で男に絡まれる」

それはほっとけない

男見せてやんなよォとニヤついてくる

うるさいやつだ

『心配したの返せ』

「あれれ心配してくれたの?」

キャッキャウフフとスキップしてみせる

言わなきゃよかった



「…まあ助けてあげてよ」

けれど切なそうに呟くからやっぱり何かあるのだろうか
と不安になる



ジリリリ…

目覚ましを止めて起き上がる

学校へ向かう準備をしなくては

心が憂鬱だった
昨日のことを引きずっている

駄目だな 俺

やっぱりもう関わらない方がいいんじゃないだろうか

さつきを傷つけるだけだ






プルルルル
「…もしもし?あみちゃん?今日うち来なよ」



これでいい
俺はこんな人間でいい

こんな人間はさつきに関わっちゃいけない





夕方
部屋に甘ったるい匂いが広がる

「今日にどうしたの?」

誰でもいいから満たしてくれ
そんな気分だった

「そーゆー気分だった なんだっていいだろ」

女の腰に腕を回す

その服を剥がし 首筋に口付けを落としたところで
女が呟いた

「そういえば…最近なつきの学校近く治安悪いけど大丈夫なの?」

「え?」

どこかで聞いたような…

『学校近くの路地裏で男に絡まれる』

「集団で女の子に手出してるって噂だけど…もし私が絡まれたら、守ってくれ…ちょ!どこいくのなつき!」


全て聞き終わらないうちに、走り出していた

関わっちゃいけない
けれど

夢を思い出した
なんですぐ思い出さなかったんだ…俺は

やっぱり

ほっとけない




路地裏近くまで来ると
おい という男の大きな声と女の悲鳴が聞こえた

「さつき!!!!!」

「…なつ…」

そこには5人の男に囲まれるさつきがいた

「誰だお前」

「俺は…こいつが好きなんだ」

俺の言葉を馬鹿にするようにケラケラと笑い出す

此奴ら…
手を出したい衝動を抑える

俺はスマホを耳にあてた

「もしもし警察の方ですか」

俺の声を聞くと男たちはバカみたいに焦って

覚えてろよ と吐き捨て逃げていった


「…馬鹿なやつらでよかった 大丈夫か?」

肩に触れるかどうか迷って
やっぱりやめた

「…ありがとう」

さつきはずっと地面を見つめたまま
手を震わせていた

本当は手を握りたかった

大丈夫だと抱きしめたかった

「来るの遅くなってごめん」

こうなることを知っていたはずなのに

俺は思い出そうとしなかった
避けたんだ

さつきと関わるのを避けようとしたんだ

「こんなことで許してもらえるなんて思ってないよ」

精一杯
触れるのを我慢して

けれどその震える体を放っておきたくなくて

頭をポンポンと撫でた

それに肩をビクッとさせる

ああ
やっぱり

「…家まで送るよ」

さつきは何も答えなかったけれど

嫌だとも言わなかった



道中さつきは勿論無言だった

ただ夜空が満天の星空で

「星綺麗だよ」

だから顔上げてよ

俺のことは見なくていいからさ

とは言わなかったけれど

さつきはゆっくりと空を見上げて呟いた

「…さっきはありがとう あんたのこと 許さないけど でも 来てくれて安心した」

俺は心からほっとして
その場にしゃがみこんだ

「急に座らないでよ…」

「俺のしたことは一生許されることはないってわかってる でもその時の俺とは違うんだって証明するからだから」

また会ってくれる?
と聞いて
だけど答えを聞くのが怖くてうずくまる

「はあ」

溜め息が聞こえたかと思うと
頭に柔らかな感触が2回

顔を上げると同じ目線になった

久しぶりに目が合ったな

「昔よく行ったケーキ屋さん覚えてる?」

昔のような柔らかな顔で笑うから
なんだか懐かしくて
自分の罪を再認識して

「ちょっと何泣いてんの」

「ごめんっ…うれしくて…」

こんな優しい君だから
好きになったんだ



そのあとはさつきを家まで送り届け
連絡先を教えて貰った

俺のスマホにさっきの名前が刻まれるだけで
幸せだった


他の全ての女の連絡先を消去し眠りについた




それからの毎日はこれまでと違った


まず、女の夢を見なくなった

最初は戸惑って
未来がわからないことが不安で仕方なかったけれど

慣れてしまえばこれが当たり前だったことを思い出す

そして次に、さつきとよく会うようになった
まだ以前幼なじみだったときのような関係では無いけれど
さつきが俺に心を開き始めてくれているのを感じた

大好きな人と一緒に過ごせる日々が幸せで

俺は今まで何してたんだろうなと改めて感じた


こんな日がずっと続けばいいと思った


けれどずっとは続かなかった


世間はクリスマスムードを彩り始める12月

俺はクリスマスにきちんと告白しようと決意した
張り切って少しずつ準備を進めた

気づけばクリスマスイブを迎えた

クリスマスに遊びに誘ってまさかOKが貰えるだなんて思ってもなくて、約束ができただけで幸せだったけれど
やはりしっかりと区切りをつけなければ

どうしよう
楽しみで眠れない

なんて考えながら気づいたら眠りについていて


そんな夜に久しく現れたんだ

あの夢の女が

預言者が





「なつ久しぶりだね」


「なつ」


「さつきは 明日死ぬよ」

……To be continued

Sena❁・2020-03-24
小説
感想ください
連続小説
May
senaの小説
恋愛
恋愛小説
さあ
なんか違う
駄作作成機


大好きな人と過ごす日は
特に何もしていなくても幸せで
ただ隣にいるだけで、それだけでいいと思えた
ただ隣にいたいと思った



『May 井3』




「さつきは明日死ぬよ」

冷たい刃物のように尖った声
その刃が俺の心を刺す

『…は?』

頭が混乱している
何を言っているんだこの女は

急に心拍数が上がる

胸騒ぎがとまらない

信じたくない
けれど誰よりも自分が一番わかっている

この女が言ったことは確実に起こる


死ぬ


死ぬ?


『やめてくれよ』

俺は焦っていた

冷や汗が止まらなかった

「大きなトラックに轢かれて」

比べて女は冷静沈着だった

どうして冷静でいられる?

どうして死ぬだなんて簡単に言うんだよ

俺は女に近づこうと足を動かす

はずなのに、女は変わらず遠くにいて一向に女には近づくことができない

なんでだよ

なんなんだよ

悔しくても動く足を止めようとはしなかった

聞きたいこと 言いたいことが頭を埋めつくす
その中から溢れ出た一つを問いかける

『俺はさつきを助けられるの?』

「…さあね」

『おい!知ってんだろ教えてくれよ!』

俺の頬を涙がつたう
次々とこぼれ落ちる涙

お願いだ
俺の大切な人を奪わないでくれ

まだ伝えていないことが
伝えたいことがたくさんある

「…私の記憶はここまでだよ」

記憶?

遠くの女を見つめる
女は泣いているように見えた

泣いてるの?
どうしてお前が泣くんだよ

「なつ」



「助けて」



『助けたいよ』


声に苛立ちが含まれる

助けるよ
当たり前だろ
預言なんて覆してやる

『なあ、お前は』

誰なんだ?

そう聞こうとして
急に喉に違和感が走り声が出なくなる

女が遠くで声を上げて泣いている

泣くなよ

絶対助けるから


「私」


「____」










目を覚ますと俺は泣いていた
痛いほど鮮明に夢を思い出せる

けれど最後に女が言った言葉だけが思い出せない

とても大切なことを言われたような気がする

ジリリリ…

寝坊した目覚まし時計を止め
息を整える

俺は

どうしたらいい?

さつきを助ける助けなきゃ
どうやって?

手足が震える

言葉にならない不安と焦りでいっぱいになる


こわい


これから起こる未来が怖くて憎い


もう一度息を整え
俺は家を出る準備をした





さつきとは駅に待ち合わせた
約束の時間より30分早く着いてしまった

胸の焦燥が止まらない
一分一秒気が気でなかった

ほんの5分たったくらいだろうか

さつきが現れた

「ごめん 待った?」

白を基調としたグレーのロングコートに白いマフラー
ミルクティー色のくるくると巻かれた髪が可愛らしい

「待ってない それより、可愛い」

「ほ、ほら行くよ」

頬を少し赤らめながら、俺の前を歩き出す

照れてるのかな

ニヤつきを抑えられない俺を
横目でじとーっと睨みながら
それでも楽しそうに歩くさつき

ああ
好きだな

幸せだな

俺はそれだけで満たされた

もう夢のことなんか一旦忘れて
めいいっぱい今日を楽しもうと思った

死ぬだなんて有り得ない

もしそんなことがあっても
今日は俺が隣にいるんだ
俺が絶対
命をかけて守る







俺たちはクリスマスを満喫した

傍から見れば間違いなくカップルだっただろう

オシャレなケーキ屋さんに入って
ショートケーキとチーズケーキをわけあって

君が頼んだカフェオレが好みじゃなくて俺が代わりに飲んで

クリスマスソングのかかるデパートでお互いのクリスマスプレゼントを買って
まるでカップルみたいだねと言ったら調子乗るなとデコピンをくらった

君が買ってくれたマフラーを速攻で開けて着けたら嬉しそうに似合ってると言ってくれて

俺が買った手袋をつけ まあまあセンスいいんじゃない
なんて素直じゃないなあ

日が暮れて
イルミネーションを見にいって
でもイルミネーションの美しさよりも夜の寒さが勝って 建物に逃げ込んだ

売店のココアを飲みながら、今日は楽しかったと振り返る

「今日はありがとう楽しかった」

楽しかった そうさつきが言ってくれただけで十分だった

「俺も楽しかった 来てくれてありがとう」

目を合わせて微笑み合う

夏に再会した時はこんな風になれるなんて考えてなかったな

めげないで追いかけてよかった
安堵の溜息を零して立ち上がる

「送るよ」







帰り道の道中
今日の出来事を振り返る


楽しかったね
また行こうねと

次を約束できる関係になれたのだな
なんて浮かれてしまう



赤信号で立ち止まる

俺は意を決した


伝えなくちゃ_

「さつき、俺…」

その時さつきの背後から眩しい光が目を直撃してきた

危ない

と瞬時にさつきを抱きしめる

その刹那俺は察した

この未来はたぶん


俺も死ぬ




……To be continued

Sena❁・2020-03-28
小説
感想ください
よければ感想ください
読んでくれる人神様
senaの小説
長編小説
連続小説
May
なんか違う
つまらんなあ
読んでくれる人いるのかな

最後のお別れは

笑ってピースしよう

僕らの人生が

平和でありますようにと

天河 星月 _ 低浮上・2020-05-04
ポエム
なんか違う

君に恋した瞬間

全てが君色に染まって

私の色なんかなかった。

君に溺れてたんだ。

華 @低浮上・2020-05-12
お花のぼそぼそ独り言
好きな人
恋した瞬間
君色に染まる
なんか違う

付き合いたいとかじゃなくて
君に必要とされてたい

k・2021-09-06
最近思うこと
あなたに必要な自分で
好きな人
まあ
付き合えたら付き合いたいけど
なんか違う


学校なんて大嫌いだ

勉強しないとダメで

好きなことをしたら怒られるし

でも

君に会えるってだけで

俺の一日は

楽しいに変わる。

相談屋🌙・2020-12-26
なんか違う
下手くそ
学校
勉強
辛いわ
ばか
‪w

なんか違うんだよね。


心の底から「おめでとう!」って言えない。


なんでだろ。前だったら


「え?!東京ドーム?!おめでどうやん!」


って言えたんだろうけど今の私から見た


stprは焦ってるようにしか見えない。


まだ好きだけどなんか違うんだよね。


不快に思った方がいたらすみません

ありす❀・2020-03-22
すとぷり
なんか違う

願ってもないことが叶ったり

無力だと思っていたけど
誰かの支えだったり

知らない間に人は支え
支えられているのだろう。

紅陽 21時に。・2022-05-26
この物語進む先には。
なんか違う
まあいいか

好きになってもらえるまで
諦めない

EGUMI・2021-02-03
なんか違う

意志だけじゃダメなんだ

行動に移さなきゃ

なんの意味もなくなってしまう

リリィ・2020-05-13
ポエム
意志
行動
勇気
なんか違う
これが書きたいんじゃないんだよ!w

他に82作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

独り言
1036280件

願い事
13336件

ポエム
555590件

自己紹介
99900件

トーク募集
91082件

462832件

辛い
191763件

消えたい
34157件

44207件

好きな人
331829件

片想い
233987件

恋愛
204438件

苦しい
63182件

彼氏
83098件

新年の挨拶
5638件

死にたい
101337件

人生
45871件

歌詞
123114件

同性愛
28614件

片思い
188967件

不安
18285件

すべてのタグ