はじめる

#よん

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全40作品・







[捨て猫]






























スーパーの帰り道に通る公園。



同い年ぐらいの子供たちは、みんな、


遊び疲れて温かい夕飯に心躍る頃。



一人でとぼとぼと歩いていた。





『______』





音が鳴る先に視線を送るとそこに


おじさんはいた。



ギターと飲みかけのココア。


目に入る限りの手持ちはそれだけ。





「な、に、ゆって、る?の?」



おじさんが音を止め、こちらを向く。


綺麗な目だけれど、悲しそうだった。




「ゆってる、かぁ」


「歌っているの?は、よく聞くけどなぁ」




“歌っている”とい言葉がよく、

分からずをに首を傾げてしまっていた。





「___を言ってるんだよ」





幼い記憶じゃ、大事な部分が欠けている。


何て言っていたっけな。















おじさんが図書館を教えた。


司書へ俺を紹介してくれた。




毎日、公園へ足を向けた。




軽いビニール袋を片手に公園へと。




いつもギターと飲みかけのココアと一緒。


何だか、ココアに憧れた。




おじさんがおにいさんだって言っても

ずっと年上の人でおじさんと呼んでいた。




おじさんはいつも、暖かい歌を歌った。




歌詞の意味がよく分からなくても

眠気を誘う心地よい歌声だった。










「またな。」



いつものバイバイではない言葉に

違和感を感じた。


何だか、二度と会えない気がした。



おじさんの背中が砂粒みたいになるまで

ずっと手を振り続けた。



明日もまた、会いたかったから。




おじさん以外、誰もいないから。















おじさんは、来なかった。



夏なのに風が冷たかった。



ギターも飲みかけのココアも無い。



昨日のおじさんの足跡も

遊んでいた子どもの足跡で消えていた。





その日は、泣いた。




でも、その日以来、泣かなくなった。































その日以上のことなんてなかったから。

涙雨 雫玖 ☔︎・2021-02-24
[捨て猫]
小説☔︎
小説練習¿
小説
長編
よん
寂しい理由

その子は普通に頭良くて運動も出来るいい子

わたしは君に報告した好きな人ができたよ
君は口が軽いからすぐ色んな人に話してあっという間に広まった

だからわたしはもう好きじゃないってことにした

少女A・2020-01-21
実話
よん

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に40作品あります

アプリでもっとみる

他に40作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

伝えたい想い
9059件

独り言
1053835件

ポエム
572904件

自己紹介
103181件

辛い
196415件

好きな人
339474件

トーク募集
94462件

469925件

片想い
239977件

死にたい
103457件

恋愛
209054件

失恋
113812件

寂しい
37894件

49630件

片思い
191862件

依存
11366件

歌詞
124599件

同性愛
30272件

消えたい
35827件

人間関係
13136件

彼氏
84228件

すべてのタグ