はじめる

#二次創作

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全195作品・

pixivで読んでるやつ次々マイピクとか削除されてて悲しすぎる。調べたら東リべ界隈というか、東リべ絵師界隈が荒れてた。二次創作だからルールは守って欲しい。俺は二次創作大好きだしまだ読み切ってなかったのに!!!悲しすぎるよ~😭

エリス嬢・2022-02-20
pixiv
東リべ
絵師
炎上
二次創作

推しの二次創作が大嫌いで、
キュッと胸が締め付けられて苦しい。
昨日の夜、そのせいで吐き気が酷かった。

aria ヘッダーに好きお願い!・2022-01-09
推し
大嫌い
吐き気
苦しい
辛い
二次創作

※神代類の夢小説です。ひねくれ者の夢主。1話完結型ですがタグから前回以降のおはなしにも飛べます。# 嫌いと恋は紙一重




















すっ、と何も言わずに手を繋げば少し肩が跳ねてもそれだけできみは何も言わない。手を繋ぐこと自体はそろそろ慣れてきたきみもまだ慣れないものがある。

彼女のひんやりした手より、もっとずっと僕の手は冷えている。冷たい水で手を洗うことだって耐えられるのは彼女のこの反応。さすがに頬に手の甲を当てたときはわざとだろと怒られたけれど、ただスキンシップをしたい風を装えば彼女は何も言わない。そういう単純な、でも優しいきみにいじわるをしてしまう僕はほんとうにどうしようもない。なんて対して思ってもいないからやめられないのかな。


「おい」

「どうかしたかい?」

彼女の雑な呼び掛けには慣れているから恋人同士らしい甘さがなくたって気にもとめない。彼女が、ん! と両手を差し出してきた意図は掴めなかったけれど。

「えっと、どうかしたかい?」

「ハンドクリーム、出しすぎた」

改めて尋ねると恋愛のテクニックとしてかなり有名になってしまったセリフが返ってきた。どこの雑誌で読んだんだい? と思わず口走ればきみは心底意味がわからなそうには? と首を傾げる。ほんとにそういうことではなかったらしく、しばらくして僕の言葉の意味に気づいた彼女の頬がじわじわ赤くなっていく。

「真っ赤っかだねえ」

「ちがっ、類くんの手が乾燥してるから!」


そう言われてハッとする。彼女も、やってしまったと慌て出す。ああそういえば、最近は彼女に触れる直前に意味もなく手を冷やしてみたりしていたね。さすがに機械いじりをするときはかじかむ手ではなにもできないから控えていたけれどその分きみがいるときはうんと冷やしていたから、

自分の手に触れる。かさついた肌、ささくれた指、手のひらも少し白っぽくなっていて、たしかに僕にたくさん触れられる彼女はすぐに気づくだろうと思う。

「フフフ、ありがとう」

礼を言って彼女の手を握る。いつもよりあたたかい手はさっきカイロを握っていたからだろう。それすらもしかして、僕のためなんだろうか。自惚れにも思えることだって悔しそうにしてる彼女を見たら自惚れなんて思えない。

「ねえ」

「なに」

未だ耳まで赤いのに、僕の手に自分のハンドクリームを移すきみ。ほんとうに、きみは僕か好きなんだと実感する度胸の奥がぎゅっと痛むみたいで、ほんとうに陳腐な表現なのにこれほどぴったりな言葉が思い浮かばない。

「好きだよ」

「……あっそ」

きっとしばらく、君の顔の熱は引かないままだ。

taya・2021-11-04
嫌いと恋は紙一重
神代類
夢小説
二次創作
プロセカ
夢女子
夢思考

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に195作品あります

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雨に濡れた
君の匂いがする

君は恥ずかしがりながら
タオルで髪を拭いた

僕はそんな君に欲情して
首すじの匂いを嗅いだ

老猫・2023-06-23
ポエム
二次創作
violette
すみれ

※宗さに。嫌な審神者(モブ)が出てきます。物を大事にしなかった審神者と宗三左文字のはなし。




















幼子とは残酷なものだ。不格好な折り鶴もぐちゃぐちゃの塗り絵もねんどで作られた不出来なねこも

「下手だねぇ」

「おかしい」

「これなあに? アヒル?」

たった一言、他者からの言葉で捨てられる。ゴミ箱に収まってしまったらそれはもうゴミで、誰からも見向きはされない。ただわたしだけが薄らとした後悔を引きずっている。そんな、物を大事にしてこなかったわたしに審神者の適性がある、だなんて時の政府の目も節穴だった。

そんなわたしでもさすがに人の形を象った刀には無機物だなんて意識が持ちにくいらしくそれ相応に大事にしている。自らを卑下するものを励まし、ほしいとねだられたものを買い与え、彼らの優しさをありがとうと受け取った。わたしの期待に応えようとする刀が愛しいとすら思うようになった。

「あ、それ取ってください」

「これ?」

今日の近侍の宗三左文字はそう言ってテレビのリモコンを指さす。聞き返すわたしにはい、と答えて受け取るだけの刀を見て長谷部がいたら怒るだろうなと思う。それでもこの刀もわたしの所有物で、わたしが拾うも捨てるも自由な無機物である。

「そんな弱い刀が近侍なのか」

演練で今日会ったばかりの知らない男の言葉が胸に刺さった。この感覚は知っている。折り鶴も塗り絵もねんどもみんな、この感覚に耐えきれないわたしが捨ててしまったから。その言葉の矛先が向いた刀は知らん顔でまつ毛を伏せている。左右で色の違う瞳の向けられた場所は、誰かのタバコの吸殻だった。

「こんな戦績で恥ずかしくないのか?」

隅から隅までいちゃもんをつけてくるこの男は、たまたまわたしという弱い女を矛先に決めただけできっと弱ければ誰でもよかった。敗北の二文字が重い。わたしの刀がもたらした、わたしの弱さの証。

やっとのことで本丸へと帰る道すがら、あの男の言葉を1度だけ反芻する。弱い、刀。

「ねえ宗三」

「なんですか」

「今日何が食べたい?」

「……うどん?」

「いやなんで疑問形なの」

さあ……、とわたしの歩幅に合わせる気はないくせにいつもよりゆっくり歩く刀が零す。そんな優しくなりきれない優しさをずっと嫌いになれずにいた。早歩きで刀の隣に追いつく。

「あなたは、お飾りの刀には興味がないくせに……それでも僕のことが好きですよねぇ」

唐突な言葉がそれほど唐突でないことを宗三だけが知っている。自分に向けられる好意にこの刀は愚鈍ではない。なんでもない意味だろうと思うのに宗三が紡ぐ好きはどうにも落ち着かない心地になる。

「……ここに飾られるだけの刀はいないでしょ」

「はい。あなたがいるから」

「なに? 今日素直だね」

「……捨てられたく、ないのかもしれません」

「捨てないけど」

「どうだか」

わたしの性質を引き継いだ弱さなら、きっとどんな言葉もその場しのぎにしかならない。それでもこの刀が望むものが知りたいと思う。それを与えてあげられる人でいたいとも。

「明日の手合わせ、長谷部とにしようか」

「はあ……。あれはあなたに自分の強さを誇示したがって面倒だ」

嫌なことははっきり告げる刀が何も言わないということは嫌ではないということだった。嫌なことははっきり言えるくせに嫌ではないことはそうと言えないひねくれた刀のその性質が刀のものなのかわたしのものかはわからない。それでも面倒だとため息をつく彼も愛しい刀の一振だ。どんな罵りを受けたとしても、わたしはこの先もずっと彼を捨てられないだろう。

taya・2021-11-28
刀剣乱舞
二次創作
とうらぶ
宗さに
宗三左文字
審神者

※朝比奈まふゆちゃんの夢小説。百合夢。短め。単発。失恋気味。





















「まふゆ先輩……?」

最初は見間違いかと思った。でも端正な顔立ちも柔らかそうな髪も凛とした背筋もわたしの憧れる貴女そのもので

「ま、まふゆ先輩!」

「あ、」

こちらに気づいてわたしの名前を呼ぶまふゆ先輩の優しい笑顔。それを見て、見間違いじゃなかったんだと確信する。わたしにとってのいつも通りになったまふゆ先輩。きっと"いつも通りのまふゆ先輩"はいつも通りの貴女じゃなかったんだ。



腰まで伸ばした髪の女の子、ショートヘアの女の子、サイドテールの女の子、そしてまふゆ先輩。わたしの知らない人に囲まれたまふゆ先輩の幼い子供みたいなあどけない無表情。見覚えがあるけれど、いやまさかと思った。いつもみたいなすっと通る声なんて聞こえなくて、小さく動く口元がかわいいと思う。それと同時にわたしが貴女を誰かと勘違いするなんてありえないと思った。ぎゅっと強く胸が締め付けられる。

「あ、えと」

「? どうかした?」

勢いで呼び止めてしまったから何も話すことなんてない。サイドテールの女の子が知り合いー? とわたしのほうに近づいてくる。

「すみません、お友達といるのに声をかけてしまって……。また学校で」

逃げるように頭を下げればまふゆせんぱいも、うん。また学校でね、と微笑む。その笑顔に心を奪われた。ずっと、貴女の優しい作り笑いに。

きっとわたしはあの人たちみたいにまふゆ先輩の心に近づけない。偽物の笑顔に安心して、無垢な無表情に苦しくなって、遠目で見た貴女の知らない姿をきっとずっと忘れない。

それでもわたしは、貴女を好きだろう。いつまでも、誰より優しい作り笑いを。

taya・2021-10-29
朝比奈まふゆ
夢小説
二次創作
プロセカ
夢女子
夢思考
百合
百合夢
みずきちゃんは「知り合い〜?」って言った後に本来なら自己紹介をはじめてくれましたほんとは「〜」がよかったけど表示されないからふつうの伸ばし棒にしました

素晴らしい二次創作って素晴らしいよね
🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️めっちゃすき🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️
マジ朝から元気出たわ。推しカプじゃないけど
天才まじ神。寿命5年伸びたわ🤦‍♀️🤦‍♀️
あ、やっぱ尊死しそう....ありがとう…愛してる
ヴッ(尊死😇)...

有栖 _永眠・2022-02-11
二次創作
遺言

※神代類の夢小説です。捻くれ者の夢
主(?)いつもの子ではあるんですけど今日は様子が違うかも。1話完結型ですがヘッダーに1話が固定されていて他の話もタグから読めます。# 嫌いと恋は紙一重




















「さむい」

はーっとぬるい息を吐き出して冷えた指先を温める。何気なく呟いた声に確かにまた一段と冷えてきたねえと類くんが同意する。そのままなんでもない調子で続いた言葉にわたしは耳を疑った。

「手でも繋ぐかい?」

「は、え、うん?」

ああそういえばこいつと付き合ってたなわたしは。えっでもだからってなんで? いや付き合ってるからだよ? うん???

「おや、フフフ」

「えっ、なっ、あれ、うん」

未だ混乱から覚めない頭じゃ類くんの笑い声を聞いても馬鹿にするなと怒りを示せない。いやでもだってえっえっえっ。類くんがいつものようにわざとらしい困り眉を作る。

「僕はきみと手を繋いでみたいんだけど、きみは違う?」

両思いのはずなのに、まるで僕の片思いだ……! ああきみはなんて冷徹なんだろうよよよと類くんが泣き真似をはじめて、それでいつもは慌てて、それで、
……。類くんの言葉を反芻する。「僕はきみと手を繋いでみたいんだけど、きみは……」 わたしは……?

「繋ぎたい!」

えっ

「えっ?」

「おや」

類くんも目をまん丸にして、でもだれよりわたしが驚いてる。えっいまわたしなんて言った? 繋ぎたい? いや嘘だあ。類くんに触れたいとか一瞬だって思ったことはない。触れてほしくないならある。偶然手が触れることだって心臓が軋むみたいな心地がするから。

「今日は随分と素直だねえ。じゃあ、はい」

きゅっと類くんが優しくわたしの手を包む。えっいやまってまって離して離して! と喚きながらぶんぶん振り回しても急にとんでもなく力を込められて離れない。

「フフフ、うれしいなあ。きみが僕と手を繋ぎたいだなんて言ってくれるとは」

「ちがっいってないわたしの意思じゃない」

「フフフ」

「ガン無視!」

音符でも舞いそうなくらいご機嫌な類くん。ああうう、自分が手を繋ぎたいなんて思ってたこと知りたくなかったなあ。胸がいつもみたいにぎゅっと痛いのにいつもと違ってぽかぽかする。類くんが痛いくらいに手を握るから、わたしも負けじと手を握り潰してやろうと思った。

taya・2021-10-28
嫌いと恋は紙一重
神代類
夢小説
二次創作
プロセカ
夢女子
夢思考

鉄でない
この肉の身は
あたたかい
きみからもらった
大事な宝

taya・2021-12-04
刀剣乱舞
とうらぶ
短歌
刀剣短歌
二次創作
刀剣男士

※神代類の夢小説です。ひねくれた夢主。一話完結型のシリーズものです。1話はヘッダー。他のおはなしはタグからどうぞ。# 嫌いと恋は紙一重




















頭が、ぐわんぐわんする。なんだかぼーっとするけれど頑張れば体が動くから不調には気づかないフリ。今日は類くんと勉強をする約束をしていた。同じ問題集を解いて早く正確に解けた方の勝ち。不戦敗をするくらいなら、勝負をして負けた方がマシというのが持論だ。

「……顔が赤くないかい?」

「赤くない」

「いつもより覇気がないね」

素早く否定したのにどうかしたかい? とおでこに触れようとする類くん。その手をぱしっと振り払う。元々末端は冷えやすいから手足の先は体と違って冷たかった。そんな手に触れて熱ではないと判断したのか類くんの手が引っ込む。と考えたことすら筒抜けで、ふっと気が抜けた瞬間に類くんはわたしの腕を引いた。

「うわっ」

力が入らなくてそのままぽすんと類くんの腕の中に収まる。ああこいつ、ひんやりしてるんだなあ。類くんの大きな手に頬を包まれる。手も、ひんやりしてる。

「熱が高そうだ。保健室行こう、そしたら先生が」

「いやだ」

首を振る、のは手が邪魔できないから声を出す。なぜだか歩くことより声を出す方が億劫だった。類くんが小さい子にするみたいに優しい声で尋ねる。

「どうして。勉強ならまたできるだろう?」

「できない。類くんは忙しいから、できない。今日約束したんだから、今日がいい」

類くんの目が丸くなった。だって、ほんとうのことでしょ。声に出すほどでもない。類くんが急に真剣な顔をするから、それをきらいだってふわふわする頭が訴えた。でもそんな顔が好きとも、ふわふわする頭は訴える。

「絶対に時間を作ると約束するから、頼むよ。僕との二人きりの時間が大事なのはわかるけれど」

前半が真実で後半は挑発だとわかった。いつもなら否定するところなのにぼろぼろ涙が溢れて類くんがぎょっとする。類くんの服の裾を掴む。どんなに力を出したくても指で挟んだ程度だったけど。未だ困り眉の類くんの目をじっと見つめた。

「じゃあ、一緒に勉強してよ。わかってるん、なら」

まだ立ちたいと思うのにどうしてだか類くんに寄りかかってしまう。わたしの顔から離れてくれない手は、ひんやり冷たかったのにわたしの熱が移っていた。類くんが困った顔をする。類くんの頬だって真っ赤のくせに、人に保健室を強要するな。

「類くんも、顔赤いじゃん」

「そ、そうだね。僕も具合が悪いみたいだ。だから、今日のところは僕の不戦敗で構わないよ。一緒に保健室で休もう?」

「……不戦敗は嫌だけど」

「また勝負をすることも約束するし、今日は代わりにしりとりはどうだろう? 保健室のベッドでもできるだろう?」

「しり、とり? うん。しりとりは圧勝できる自信がある。から、ぼこぼこにする」

「ああ、そうしてくれ」

なぜだか早口だった類くんの手がやっと頬から離れる。保健室まで手を引こうとするのがわかったから先に繋いでやる。また類くんがびっくりしたからしてやったり、と思うのになんだかこれはちょっと違う気がするとも思った。












「(わたしのばかー!!!!!! ばかすぎる。あまりにばか。ばか以外の何物でもない。ああもうなんであんなばかなまねばっか……でも珍しくからかってこないな)」

「(今後、彼女に体調管理はしっかりしてもらうように伝えよう)」

taya・2021-10-30
嫌いと恋は紙一重
神代類
夢小説
二次創作
プロセカ
夢女子
夢思考

※神代類の夢小説です。また単発。彼氏持ちの女の子と類くんのおはなし。























「おやおや」

「おやおやって……」

類くんのわざとらしい声掛けに呆れる。静かな図書室は類くんのはっきりした声もわたしの小さな声もよく響く。本の続きを読むことも閉じることも選べずに本と類くんに行き来していた視線はとりあえず類くんのほうへ向いた。

「何か用とか? ないなら、本の続き読む」

「先程からずっとページをめくっていないじゃないか」

その言葉にドキリと心臓が跳ねる。見てたの、とほぼ呟くみたいに聞き返せば類くんはいつもみたいに小さく笑う。

「泣きそうな顔をしているから、声をかけにくくてね」

「じゃあなんで出てきたの……」

ほっといてくれたらよかったのに。音にならなかった言葉は類くんにも聞こえない。そっと近づいてきた類くんはなぜだか頭を撫でだす。なっなにと頭に浮かんだ疑問符はそのまま口の外まで転がり落ちる。

「な、なに」

「僕は頭を撫でるのがうまいと、言われたんだ」

だからってなんで、とまた思う。優しく、頭の形を確かめてるみたいに、類くんがよしよしと頭を撫で続ける。ああ、違うなあ。

「ねえ類くん」

「ん?」

柔らかい聞き返し。

「知ってるでしょ、類くんは」

「何をかな」

胡散臭い笑顔。

「わたし、彼氏がいるの」

「ああ、そうだね。知っているよ」

まだ類くんは頭から手をどかさない。類くんの撫で方と違って、きみはぽんぽんって頭を優しく叩くんだ。類くんの「ん?」て聞き返しときみの「ん?」て聞き返しは似てるけどでもたしかに違って、笑顔だってきみの笑顔の方が100倍純粋だ。

「なら、頭なんか撫でないでよ。彼氏のいる女の子にベタベタ触るのよくないよ」

「なら、手を振り払ってくれて構わないよ」

「っ」

「もちろん、このまま撫で続けられるのもいい。泣いてしまっても僕しか見ていないし」

「類くんがいるのが問題なんだよ」

「おや、それは失礼」

可笑しそうに笑う類くんはそれでも頭を撫で続けた。ずるいよ。委ねられた決定権は寂しさを埋めるか大好きな人を取るかの2択。弱虫で、泣き虫で、大好きな人になにも言えないでただ逃げてしまったわたしにはそれを決めてしまうのは荷が重すぎた。じわじわ視界が歪む。どうして、ここにいるのがきみじゃないんだろう。よしよし、って言ってくれるのがきみじゃないんだろう。

「ねえ」

「ああ」

しー、と類くんが人差し指を唇の前に立てる。ウインクなんかもしちゃって、軽く茶化されたって悪いことをしてるのは変わらないのに。

2人だけの秘密なんて甘美な響きだ。大好きな人を裏切って目の前の優しさに縋ることを選んでしまったわたしはきっともう、

taya・2021-10-28
神代類
夢小説
二次創作
プロセカ
夢女子
夢思考

「片思い」

⚠︎これはとある歌い手さん達の二次創作小説です。「srmf」という言葉の意味がわからなかったり苦手な方はUターンお願いします。また話の内容は御本人様にはまったく関係ありません。
そして話の内容はとある曲を聞きインスピレーションを受け作っています。















僕はとある人に片思いをしています。
そは同じ歌い手仲間であり、相棒であり、尊敬する先輩でもあるそらるさん。
そらるさんは長男気質で頼りになって、こんな出来損ないだった僕を世界のどん底から救ってくれて、とにかくとても優しい人なんです。
そんな彼にかなり前から恋に落ちてました。
なら早く告白すればいいのにって思うかもしれないんですが無理なんです。
だって

僕は男だから。

一人称からわかる通り僕は男なんです。僕は他の男性よりは声も高いし可愛い自信はあるんですが、どんなに頑張っても体の構造は変えられない。しかもそらるさんは…なんというか…巨乳が好きだし…。男の僕には絶対無理なんですよね…。
だからもう諦めようとしたんです。でも彼の優しさが声が仕草が好きで忘れられなくて…。だから少し辛いけど、僕はこの思いを隠して生きていくことにしました。

「ずっと大好きですよ。そらるさん。」


それから僕は沢山の時間をそらるさんと過ごしました。普段は一緒にご飯を食べたり、配信をしたり…。ライブの時は緊張で固まってしまう僕に「大丈夫」っていつも優しい声でそっと話しかけてくれて、
出会った頃だっていじめられてた僕を助けてくれて、多分あなたが居なかったら今僕は存在してなかったかもしれませんよ?
そんな感じで沢山優しくしてくれて僕、もっと好きになっちゃいました。でも、あなたがこの気持ちを知ってくれることは無いんでしょうね…。
もしこの気持ちを伝えたら彼はどんな顔をするんでしょうか。嫌な顔かな…そのまま別れを告げられてもう一生会えなくなって…。いやいや!そんなことなりたくない!
やっぱりこのままの方がいいかもしれませんね。





「俺、彼女出来たんだよね。」
「え…?」

気持ちが良いくらい晴れた日に急に告げられた。
「そうなんですね。おめでとうございます。ちゃんと大切にしてあげて下さいね。」
そう優しく僕は言った。僕、ちゃんと笑えてたかな。そらるさんのこと不安にさせてないよね?ちゃんと祝ってあげられてたよね?
僕にとってそらるさんの幸せは自分の幸せでもあるから、僕嬉しいよ。
嬉しいはずなのに、なんでだろ…。胸の何処かがぎゅって締め付けられてるみたいで寂しくて…涙が出てきちゃうよ。
なんで…
でも仕方ない…そらるさんが幸せになれるなら、僕はそっと見守ります。


あれから数年が経ちました。
僕は相変わらずそらるに片思いしてます。だって大好きで忘れられないんだもの。
そしてそらるさんは今度の春に彼女さんとご結婚されるみたいです。とても幸せそうな笑顔で報告に来てくれましたよ。彼女さんとお揃いの指輪を付けてる所を見せてくれました。
にこにこと笑っているそらるさん見れて僕幸せです。
でもやっぱりあなたの横で笑うのは僕が良かったです。


そらるさん。
あなたの顔に昔よりシワが増えても、昔より歌えなくなっても、僕はずっとずっと大好きですよ。
今は「相方」としてしか隣にいることが出来ませんが来世ではどんな出会いかたでもいいので、どうかあなたの「恋人」として隣に居させてください。
そして叶わなくてもいいからこの気持ちは伝わってほしいです。
ステージから見るあの景色や聞こえてくる歓声もいらない。あなたと居るためならもう何もかも捨てれます。僕はずっとずっとずっとずっと片思いしてるんです。この気持ちは歳をとるたびにずっと増えていくばかりなんです…。こんなこと言っても何も変わらないことはわかってます。何度でも言います。伝わってください。


愛してます。そらるさん。

♱白磁♱・2022-03-20
srmf
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二次創作

※神代類の夢小説です。いつもとは違う子ですがこの子も素直になれない子。単発なので前回も次回も特にないです。























「きらいだ。みんな、みんなだいきらい」

「僕のことも?」

「……え」

あんなに冷たい態度をとっていたのにまだ嫌われてないとか思ってるのか。嫌いに決まってる。神代類なんか、誰より1番大嫌いだ。

「……っ、きらいだ。いちばん、だれより、なによりも」

「傷つくなあ。僕は、きみのことを嫌いじゃないよ」

「好きでもないくせに」

「さて、それはどうだろうね」

にやにや楽しげに目を細める神代類が嫌いだった。ずっとずっとずっとずっと嫌いで、嫌いだと思った分だけ涙が出る。泣いたら泣いた分だけ苦しくなって、それでも背中をさする温もりに安心する。

積もりに積もった嫌いが今にも崩れてしまいそうだった。 嫌いの中に隠した好きを見つけてほしくなかった。好きだと言っても好きだと返してくれないこの男に、自分の好きを利用されたくなかった。嫌いのまま、憎んで蔑んで遠ざけていたかった。遠目で、楽しそうにしている神代類を眺めていられたら十分だった。

「きらい」

「うん」

「だいきらい」

「そうだね」

「だれより、いちばん、」

「すき?」

嫌いだって言ってるのに、そんなことを聞けるこの男が怖かった。いつから見透かされていたのかなんて考えたくもなかった。頷くことも首を横に振ることもできないで、嫌いだとうわ言みたく繰り返す。それでもきっとこの男には、愛の告白にしか聞こえていないだろうけど。

taya・2021-10-25
神代類
夢小説
二次創作
プロセカ
夢女子
夢思考

例えばさ
はじめて会った
日に俺が
鉄のままでも
愛してくれた?

taya・2021-11-29
加州清光
刀剣短歌
刀剣乱舞
とうらぶ
二次創作
短歌

俺達を
ふるってみたいと
言うあんた
弱いくせして
威勢はよくて

taya・2021-12-01
もし本気なら、俺を1番最初に使ってよね。もちろん人なんて斬らなくていいから
刀剣乱舞
とうらぶ
刀剣短歌
審神者
短歌
加州清光
二次創作

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