人との関わりを大切にする
そうは言っても難しい。
僕は出来なかった。
なぜ出来なかったのか。
実際、学校では上手くやれている
仲の良い友達と仲良く遊んでいるだけだ。
だけどそれは、関わりを大切にしている訳では無い。
ただ、自分を受け入れてくれる人のそばに
コバンザメのようにくっついているだけである。
友達という関係までで大切とまでは
行かなかったという訳だ。
故に出来なかったのである。
自分と違う人種、価値観、考えを持つ人との関わり
道ですれ違う人、バイト先のお客さん。
何気ない日常で毎日顔を合わせる人。
たまたま道端で出会う人。
そんな出会いを大切にしたいと思うようになった。
元々子供が好きだったが
バイト先で出会うお客さん(子供たち)の存在は
とてつもなく大きい。
ネームプレートを見て名前を呼んでくれたり
手を振ってくれたり、笑顔で笑いかけてくれたり
美味しかった、ありがとうなど
お礼や感謝の言葉を子供達から貰うと
その日の嫌な事が全てなくなる。
帰り道、1人で草をむしりながら遊んでいる子と
目が合った。笑いかけると手に持っていたカマで
笑いながら手を振ってくれた。自分も手を振ると
さらに振り返してくれる。
暖かい気持ちになった。
「ありがとう」そんな気持ちに。
御年配の方々も優しく笑いかけてくれる。
小学生の頃道行く人が挨拶をしてくれる
知らないおばちゃんおじちゃんが挨拶してくれる
そんな幼少期があった人も少なからず居るだろう。
高校2年生の冬
自分の周りの環境がこんな心地よかったものから
離れかけていると感じた。
高校三年生になろうとする今
この心地良さ暖かさを忘れまいと
日々、周りの人との「かかわり」を大切にして行こうと決めた。
少しでもいい
すれ違う地域の人達
目を合わせて微笑みかければ
会釈程度はしてくれる。
それからだんだん挨拶に変わると
その日1日がとても気持ちのいいものになるよ。
試してみて。