#同級生

もし君と再会したとしたら

私だって成長したよって

胸を張って言えるようになっていたいの

君だから話せるし
君だから話したいと思えるんだよ

君の笑顔が好きで、
そのもちもちとした声が大好きだよ

告白しただの
されただの
同級生たちは
そんな低レベルな話に
花を咲かせている。
僕などは
ねるねるねるねを
練るか／練らないか
という
基本的な
　　―それゆえ、深刻な…
ことで
悩んでいるというのに。

クラスも離れて
好きな先生の授業も受けられない。

ああ、笑顔が好きすぎる

自分決めた。
君へのこの思いは一旦区切りつけるよ。
君と出会えてよかった。

帰省しても
同級生と会うことはない。
20代の頃は少し寂しい気がしたが
今はもうどうでもよくなった。
ただ、当時密かに思いを寄せていたあの人が
ねるねるねるねを練ったかどうか。
興味本位だが、少しだけ気になるのだ。

しょーもないことでもいい
だから君と話したい

君と目が合うと瞬間的に逸らしてしまう
君も自分もお互い様。

君が見えるとつい目で追ってしまう

また同じクラスになりたい
会えると思って「さよなら」はお預け

遊ぶ時は全力で遊んで
聞く時はちゃんとに聞いて
そういう所が大好き

卒業しても 大人になっても
このままでいられる思っていた
そんなに簡単ではないことを
口には出せないくらい感じてきたね
空は青く雲は白く
何も変わらないというのに
あの頃の輝いていた私たちの
欠片でもいいから
今、再び手にしたい

今の自分に出来ることは
君の背中を見守るだけ