"君と出会う前の私"
毎日毎日辛くて、
友達はいるけれど本気で相談できる、
頼れるような友達はいなかった。
私がいなくても世界は回る。
私がいなくても皆は笑う。
それなら消えてもってよく思ってた。
毎日どうやって死のうか、
確実な方法を毎日探してた。
"君と出会って"
そんなときに
私の目に一筋の光が見えた。
キミだった。
キミはいつも輝いていて
女子も男子もたくさん周りにいて
とても優しくて
キラキラして見えた。
そしてだんだん
キミが好きなんだって気がついたんだ。
"付き合い始めて"
噂でキミも私のことが好きって聞いた時
すごく嬉しかった。
本当にそうだったらなって思ってた。
でも、
キミの周りにはたくさんの女子がいる。
叶わないだろうなって思う毎日だった。
でも、
キミが私に「好きだ」って言ってくれた。
本当に幸せだった。
その時、キミも私も泣いてた。
嬉し涙だった。
付き合い始めて世界が明るくなった。
毎日幸せだったなー。
"キミのこと"
キミのことをたくさん知れる。
こんな幸せあるんだって思った。
でもキミのことを知ることは、
良いことも悪いことも知るってこと。
この時は悪いことが、
受け入れきれてなかった。
良いことは、
キミの日常や、好きなものとか、
たくさんしれて嬉しかった。
でも、悪いことは
キミが心臓の病気を持ってるってこと。
信じきれなかった。
でもキミが
心臓の近くを押さえてるのを見ると、
本当なんだって涙が出てきて。
君を失わないようにって思うようになった。
"愛情"
キミがよく「好きだよ」って
言ってくれるようになった。
恥ずかしくて、でも嬉しくて。
死にたいだなんて思わなくなった。
人生で一番幸せだった。
お祭りのときは、
初めて直接「好きだよ」って言ってくれた。
耳元でいってくれた。
嬉しすぎて泣いちゃって、
それでも幸せだった。
"やきもち"
私がヤキモチを焼くようになった。
だってキミは女子と仲良いから、
取られちゃいそうでって不安なった。
女子と二人でいるのとか見ると、
涙が出てきちゃって
君の前でも一回泣いてしまった。
治さないといけないよね。
こんなの重いはずだから。
でもキミは
「ヤキモチを焼いてくれるのは
嬉しいかなー。ありがと。ごめんね。」
って明るめで言った。
こんなこと言ってくれる人は、
君しかいないよって思った。
暗いときこそ、
明るく話してくれたほうが
ちょっと楽だから。
"お互いの辛さ"
キミが最近病んでるって知った。
私はその時、支えようって思った。
しばらくは支え続けた。
でも私の心にも限界が来て、
私も密かに病んだ。
バレないようにって隠しながらも
毎日辛かった。
キミは「死にたい」って言った。
涙が止まらなかった。
だったら、キミの代わりに
私が死んだほうがって思った。
キミには生きてほしいからって
キミだけには生きてほしいから。
キミの辛さを全部私に集められたらって
毎日考えてた。
"病気の再発"
キミの病気が再発した。
もしかしたら死ぬかもって言われた。
やっとキミが「生きたい」って
いってくれるようになったのに。
その日から毎日泣いた。
私が死んでもいいからキミは生きてって。
君だけには生きてほしいのって。
"キミとの距離"
だんだんキミとの距離が
縮まってきた気がした。
手が触れたり、
肩が触れたりするようになった。
ちょっと嬉しかった。
キミの隣は私のものだよって
そんな気持ちが浮かんでくる感じだった。
"これから"
これから、
キミは生きて、私も生きて、
ずっとずっと一緒にいる。
いつかは家族になる。
あなたのお嫁さんになるっていう
私の「密かな夢」叶うように。
ずっと隣にいるよ。
キミを支えていくよ。