#君の影

『新しい恋をしたい』


そう思っていても

いつまでも"貴方"

という影が僕から離れないんだ

君の"大丈夫"は強がりだから

君の影に映る涙は止めどなくて

僕が"すくう"ことは出来ないの？

【君の影】







『私はずっと貴方の側にいるから』

微笑んだ君の笑顔を、僕は未だに忘れられない。


　　　　　　　　　ｻｿ
あの日、妖艶な蝶に誘われて
　　　　　 ｲｻﾞﾅ
鈴蘭の音色に誘われ、


僕は、君に呪われた。



恋という甘い蜜が全身を巡り、麻痺させる。



好きだと言う言葉は君を亡くし余計、僕に付き纏う。



もういいだろう…？




「これ以上、僕の中に居るのは辞めてくれ…」


未来を見たい、忘れたい。

けれど、君がそうさせてくれない。








君は毒花だ。











僕を蝕み、脳内を犯す。





















君の影が、狂い咲く。

一緒に見た景色、貰ったお土産、揃えた靴下
全部捨てて部屋から君の影を消したのに
食事をすれば君の好みが浮かぶ
景色を見れば君の笑みが浮かぶ
染み付いた君の色がなかなか抜けない

君の黒い影が

俺を闇の中へと

連れ去ったんだろ___

ひとりぼっちの私の影に

君の影が静かに重なった＿。

消えた君の影

いつもの君はもういない

君の隣にいれたら、どんだけ幸せだったんだろう。でも、君の隣より君の影の方が私には、あってるみたいだね

夕方。
橙色の光が君を照らし
地面には可憐な君の影が
濃く描かれている。

そんなことを思い出させる夕方は、
すごく嫌いだ。

太陽のある方向に
花を咲かせる
僕に背を向けているのなら
君の太陽にはなれない
君の影になろう

君は私の太陽だった。

私にとって君はなんだったかな。

ただの雲じゃなかったらいいな。

あぁ…まただ…

君と別れた理由
君が好きだった理由

それが例え他の男性だとしても、
チラつく度、思い出してしまう

一つが重なると、他にも重なる部分があるかなって
いつの間にか君の影を探してる

いつになったら君を忘れられる日がくるの？

今は、他の人を、一人の男性として
見ることができない自分がいて

君のことがまだ思い出にできていないって
気付かされる

その度に、この気持ち吐き出したくなるんだ

渡り鳥 はぐれ鳥が待ち合わせする影

手を伸ばしたら届きそうで届かない君の影

自分を欺けば 楽になれる


フリでもしとけば 心も伴う


なにも自分から苦しむことは無いから


できるだけ考えない


頭の中から排除して


なのにどうして涙が出る


君の影を探すんだ