#君の眠りを壊さぬように

ひとひらの優しさが輝く時

満たされた胸は弱者を安らかに眠らせる

浅い眠りに夢はなく

纏わりつくのは気怠さと優しい君の声

風に震える君は

儚げな瞳で僕を見つめていた

柔らかな陽光を遮るような哀しみを

ずっとひとりで抱えていたんだね

君と一緒に眠ったら

哀が愛へと変わるから

どうか、僕の傍にいてほしい

眠りの中に小さな安らぎを見つけて

その光を頼みの綱にする僕は孤独な弱虫

愛らしい君を想うだけで

目覚めぬ心が穏やかに微笑む

光が照らす場所に

微かな安らぎが揺れている

想い出の欠片が瞳を濡らすから

私は眠剤を飲んで眠り姫になるの