片翼の天使𓂃⭑*★・2022-10-18
愛の後遺症
君を想い眠る
流れる星に願いを託す
僕の願いは…
言わぬが花
差し伸ばされた手を
握り返すことができない
その瞬間
君の手が消えてしまいそうで…
たとえ
バラバラの骸になっても
僕の心の中には
情熱の薔薇が
咲き続けているんだ
僕にはわかってしまうんだ
君の笑顔のうらに隠された
寂しさ辛さを…
抱きしめたい
力いっぱい…
明日からまた日常が始まる
そこはかとない寂しさと
懐かしさが入り混じった
心持ちのまま
暮れてゆく日にまたねとつぶやいた
天使の梯子で結ばれた
雲と雲
たとえ別々に見えても
この雲のように
僕らは固くつながってるんだよ
青い秋
独りは慣れてるけど
ふと君の温もりを想い出す
心弱きモノの戯言…
「大丈夫」
「独りは慣れてるから」
「心配いらないよ」
君の常套句
でもそんなの信じちゃいない
月の女神不在の星月夜
深淵に沈んでいた星々が輝く時
君の幸福を祈って眠る
おやすみ
寂しくても誰でも良いわけじゃない
辛くても誰でも良いわけじゃない
それを癒やしてくれるのは
この世でただひとり
君しかいないんだ
銀河の片隅に生まれた二人は
あっという間に恋におちた
笑ったり泣いたり
いろいろあった三年間だけど
君と出逢えた奇跡に
乾杯
お酒は飲めないけど 笑
君とあたため合いたい
身も心も
そして愛も…
ビロードに撒きちらされた
宝石を想わせる銀の河
冬の澄みきった空で煌めく姿に
幸せを願う
冬の月
冷たく鋭い輝きは
心まで丸裸にしてしまう
堕ちた天使の姿を
晩秋の落日
明日の幸せを願って
今日という日に終止符を打つ