#問い掛け

あなたの優しさで
あなたの心が割(こわ)れないように

自分自身に問い掛ける

"このまま後悔ばかりの人生でいいの？"



そうすると

答えはすぐに見つかるの



"私は、笑って生きていきたいの"

吟遊詩人は
小さな匣を片手に詠う

「其れは滑稽
片脚は既に深淵に浸かった」

壊れかけの匣の中にはきっと
哀しい希望があるのでしょう

あるのでしょう
あるのでしょうか

宝石の涙を流すのは
其れに値する人間だけで


詩人は其れに値しない
哀れで悲しい者なのだと

解っていたのでしょう
解っていたのでしょうか

今日も獨り詠うのは私だ

盲目が世界を攫う

小さな嘘が躯を突き刺した

痛くはないの

貴方が手を握って呉れるなら



きいて

其の聲を


かんがえて

語られた事実が真実か


えらんで

遺された最上の選択肢を


貴方が此処に辿り着く亊を
私はただ待っているわ

誰が叫んでいるのか。
誰が呟いているのか。
誰が囁いているのか。
誰が謳っているのか。

知っていた答えをなぞる様に。

初めて出逢った衝撃と。
分かりきっていた哀しみと。
降り注ぐ諦めと。
湧き出る空虚感と。



















私はきちんと人間してますよね？神様。

君が『寂しい』と私に言った

私が『どうして？』と問い掛けると

君は『........分かりません』...そう言っていたね


あの日の問い掛けの答えを聞いてないよ
本当の答えを聞いてない

もう、聞くことも出来ない。


もう、君は還ってしまう
逝く宛もなく

思い通りにいかない自分

自分が嫌い？

自分が好き？

どっちでもない？

あなた方が燃やした生命の

美しく醜い欠片の使い道は

此れで合っていますか

誰を心棲まわせるか
何を心に棲まわすか

禁忌を犯し、貴方の命を繋げた私を

貴方は一体何と言うのでしょうか

花は土があるから育つ。
土がいないと咲くこともできない。
でも土だけあっても寂しい。
花が咲いて初めて笑顔になる。
どっちも素敵だ。。
どっちも大切、かけがえのないもの。
貴方はどっちだろう?