#奇麗

こんな奇麗な砂浜に


2人分の、


足跡を遺したい。

一つ嘘を噛み締めて

秘密を奇麗に彩るの

枯れてしまったのはあめのせい

歪んでしまったのはあめぶそく

春に咲くはずの花が

緑に混ざって咲いていた

太陽に背を向けて

暗闇に向かって咲いていた

誰もその異常には気づかない

ただそこにあり続ける異常を

俺以外の誰かが気づく前に

悦を持って手折ってしまいたかった

その才能がほしいってどれだけ思ったか

でも、それは君の才能なんかじゃなくて

君の今までの努力の結晶だったんだ

雨夜の星の夜を歩く 星の瞬きは遥か彼方

恐ろしいほど奇麗な夕星は無い












ああ私も あの上の星河になれたなら
どれほど幸せなことだろうか