#学年代表

ある学校で

合唱祭が行われた朝のこと


最初に来てた君と2人きりの学校

昨日あったこととか話してて笑いあった

でも、この時間はほんの少し

君とこうして居られるのも

あと少し

あと少しでクラス替え

この合唱祭は

このクラスの終わりの合図


「ばーか、何イチャイチャしてんだよ」


この言葉が聞こえてきて

表では嫌なフリするけど

正直この言葉が嬉しくて

そのいじりが嬉しくて

でも

このクラスはもう終わり

この声をかけてくれるあいつとも

もうすぐ別れるかもしれない

あの時の体育祭

一緒に頑張った合唱祭

それもこれも全部思い出

でも、それ以上に

君と一緒に過ごしたいつもの時間が

今の私にとっての1番の大切な宝物です


来年も君と同じクラスで

同じ班で

隣の席になりたいな

この大切な時間が

これから先もどんどん進んでいってほしい


君と居る大切な時間が


私が大好きな時間でした。

私は命に代えてでも


君に生きて欲しいんや


そやけんずっと




君の為に生きるよ

私を信じて
先生が託してくれたから
この吹奏楽部1年生を
私が守り抜きます

「貴方にドラムをして欲しい」
先生が言ってくれたとき
嬉しかった
先生、私が成長したの
ちゃんとわかっててくれてたんだって
だけど無理だって思ってたから
「無理です、私は鍵盤しかできないです
私から鍵盤を奪ったら、何も残らないです」
そう言った
だって、私下手だから
鍵盤しか出来ないって
決めつけてきたから
なのに先生は
「大丈夫、貴方ならできる」って
先生は私以上に私を信じてくれた
私がどれだけ無理だって言っても
それでも先生は何度だって
大丈夫って言ってくれた
だから私は
先生がいなくなってもずっと
先生の分まで自分を信じる
先生が納得できるドラマーになる

先輩のドラムにも
先生のアルトサックスにも
負けないような
最高の音を奏でて見せます

学年代表だから
しっかりしないといけない
1番上手くないといけない
みんなに声かけをしないといけない
はじめは頑張れた
だけど
どんなに頑張っても
誰も私にはついてきてくれなくて
サボる子を連れて部活に行っても
部活中集まって話す子達を注意しても
仕事をしない副代表に声をかけても
いつも帰ってくる言葉は文句ばかりで
誰も認めてくれない
唯一認めてくれた先生はいなくなって
学年代表のやりがいを失った
大好きだった吹奏楽部にいることが
苦しくなった
私は先生がいないと
学年代表も上手くできないんだなって
いつも感じて
ここまで積み重ねてきた努力も
先生のおかげでついた自信も
全部崩れた
辛いです

私が頑張って
この吹部1年が良くなれば
きっと先生は笑ってくれる
私に託して良かったって思ってくれる

愛音！！！

頑張れ！！！！

応援してるで！！！

どうしてみんな
仕事をしない副代表の味方ばかりするんだろう
コミュ力が高くて
可愛いから
そんなの分かってる
私は注意してばかりで
嫌がられて
だけどそれだって
私が言いたくて言ってるんじゃないのに
部長と副部長に頼まれて
副代表と一緒にするはずの仕事なのに
なんで私ばかり仕事を押し付けられて
こんな思いをしないといけないの
なんで副代表は仕事もしないのに
みんなから好かれて
応援されて
笑ってられるの

頑張りたいのに頑張り方がわからなくて
空回りして、苦しくなって
そんな毎日

絶対部長になって
先生の分まで
吹奏楽部を守る

先生のアルトサックスと
先輩のドラム
私がずっと目指してる演奏を
もう一度聴きたい