#小さな花

ある日小さな花は生まれた

何故この世界に生まれたのかはわからない


小さな花は恋をした

自分よりも大きな花に

かっこよくて　優しくて

ただそれが　嬉しくて　楽しかった


小さな花は泣いていた

大きな花と　釣り合わないことを知って

辛くて　苦しくて

それでも諦められなくて


小さな花は前を向いた

大きな花に　少しでも見てもらいたくて

笑顔でいれば　振り向いてもらえると信じて

笑顔と言う名の魔法をかけた

それが小さな花が作った初めての　嘘

偽りの笑顔で　いつか後悔することを知らずに

小さな花は　そのまま歩んで行った


小さな花は知ってしまった

大きな花に　どう思われているかを

絶望した　時間が止まった

大きな花のたった一言で　

小さな花は　大きな涙をこぼした


小さな花は諦められなかった

大きな花を　本気で好きだったから

少しでも可愛いと思われたくて

再び　偽りの笑顔を作った


小さな花は自分が分からなくなった

なんで笑ってるのか　なんで泣いてるのか

なんで好きなのかも　全てが分からなくなった

なんで生きているのかも分からなかった


小さな花は死にたくなった

生きてる価値もない自分が　

生きていては　いけないと思ったから

こんな辛い思いをしてまで　生きていたくなかったから


小さな花は思い出した

初めて大きな花を好きになった時の事を

ドキドキして　なかなか眠れなくて

思い出しては　頬が緩んで

大きな花の　輝く笑顔に惚れたんだ


小さな花は決意した

例え叶わぬ恋だとしても

頑張って　最後まで

諦めないで頑張ろうと

振り向いてもらえるように


小さな花は頑張った

小さな花の努力は　実を結んだ

大きな花とは　赤い糸で結ばれた


大きな花　小さな花

二人は永遠を誓った



恋物語／雫桜

野に咲く花



私は

一輪の、小さな花になりたい


もてはやされる訳でもなく

花屋さんの店先を飾ることもない


道端に咲く

一輪の花になりたい


貴方が、もし

私の、前を通りかかったら

精一杯の

幸せをあげる


命をかけて

命と引き換えにしても

私に与えられた幸せを全部

貴方にあげたい


気付かないで

貴方が、通りすぎても


地に落ちた

一枚の花びらになっても

貴方の後姿を

見送りたい



貴方の

幸せを願います



フランソワ



*

君への想いは

いつの間にか

儚く散っていった


残ったのは

恋の終わりを告げた

ほろ苦くてちょっと甘い

小さな花の香り

咲いた

小さな花

信じることを

ひとつ始めました


咲いた

小さな花

香りを漂わせて

大切にされました


知らぬ間に

周りの人も救いました

小さな花が

勇気を与えました

道路に咲いた
今にも踏まれそうな小さな花

精一杯生きてる

他の花に負けないくらい
輝いてみえた

つい手を伸ばす

小さな花のような

可愛いお菓子

マカロンじゃなくて

上に具材が乗った

リッツだけどね

小さな花も綺麗に咲き誇ってる

どれだけ小さくても輝いていたい

それが私のひとつの夢＿。

ボロボロでも傷だらけでも皆に笑われてもそれでも前を向いて生きて誰かの為に傷つく君はきっと素敵な花を咲かせられる時が来るその時までどうか生きて。

小さな花でもきっと喜んでくれる貴方だから
私は好きになったんだよ

君が選んだのは

美しい大輪の花ではなく

野原に咲く小さな花でした ＿

公園に咲いていた
輝く小さな花。

雑草だけれど、
一生懸命に仲間を増やして
頑張って生き残ろうとしている。

小さくて綺麗で儚げな
その花を見ていると、
何でかな？

いつも笑顔で
僕に元気をくれている、
そんな君の姿を
思い出してしまうんだ。

君は誰にも話さずに
いつも一人でなにかを
抱え込んでいる。

僕に悟られないようにと、
必死に笑顔を取り繕って。

僕は君の笑顔は好きだけど、
君が苦しんでる姿は見たくない。

どうか、ぼくを頼って。

お願いだから。


もう、君の苦しんでる
その姿を見るのは
嫌なんだ。