#年下君

「会いたかった...」
「寂しかった...」

そうつぶやいて
君に抱きついた

「なんで？」
そう言って微笑みながら
君は私を抱き締めて
甘いキスをした

こんなに弱くて
素直な気持ちになる自分が
存在してたんだ...

人に頼っても
甘えてもいいなんて
今まで避けてきた

君の前なら
素直な自分でいられる

「どうしてほしい？」
君に耳元でささやかれる

吐息が乱れて　
言葉にならない

静かに指を絡められ
恋人繋ぎのまま

君の唇が私の唇を
優しく塞いでいく

愛されている喜びと
安らぎに目を閉じて

心地よい眠りに堕ちた

君からLINEが来ることは
ほとんどないけれど
私からのLINEに君は即レスだね

皆に優しい気遣い
それでも明日逢える喜びを感じる


君の好きなおかずを作るね
何が食べたい？という問いかけに
じゃあ...ってリクエストする君が
愛しい

明日は一緒にご飯食べようね

君を独り占めしたい

どこかで探してた

自分と同じ気持ちな人を

共感したり自分から話してくれる人を

ずっとずっと探してた

やっと君とひとつになれた喜びを
素直に言葉で伝えた夜

「すごく嬉しくて心も体も満たされて幸せ」

「俺もだよ」

今度は離ればなれにならないように
30年前の恋を今から始めたい

君の好きなおかずを作って
会えなかった時間の
お互いの話しをしながら
うちで二人で食べるご飯

君の優しい声
美味しそうに食べる顔
二人で笑い合う

叶うはずのなかった光景が
今ここにある

人生って
本当にわからないものね

これから
どうなって行くのか
不安だけれど

君と一緒に
ゆっくり歳を重ねていきたい

「こっちにおいで、少しでもいいから休もう」
そう言いながら毛布をめくり待っていた君
傍にいくと静かに頭を撫でながら
腕枕をしてくれた

明日は夜勤の君
私は普通に出勤

でもね
君といるときは
ずっと君を見ていたくて
寝るのが勿体ないの

これ以上他の子と仲良くされると

貴方の魅力に

他の子が引き込まれてしまうから、

穏やかな夜
二人だけの時間
君の寝顔は
今私だけのもの

この幸せが

途切れることなく

続きますように

普段は

「生意気」「可愛くない」って

言っちゃうけど

本当はめっちゃかっこいいし

可愛いし

話しかければ楽しそうに話してくれるから

好きだよ

絶対言えないけど

実家での二人きりの幸せな時間は
明日で終わり

ちょっと寂しいな...

君とご飯を食べる
一緒に眠る
目覚めたら歯磨きして
朝ご飯を食べる
一緒に買い物にいって
二人で何かを選ぶ

一緒に雪掻きして
仕事に行く

普通の事をしていても
君と一緒だと
生活のひとつひとつが
嬉しくて楽しくて
幸せで
生きている事を
心から実感する

君からもらった愛情で
いろんなことを
がんばれそうだ


母が退院する
今度は
介護が始まる

作り置きのおかずを届ける日

「今日も一緒にご飯食べられる？」
「食べる！大丈夫！」

君の好きなビールとおかずを用意しよう

私は隣で君の声を聞きながら
幸せをかみしめる

さぁ　君を迎えにいこう

君に

「好き。」

と伝えて

キッパリ断られた方が

楽になれるのかな...？

思いを寄せる貴方と

結ばれたいです。

君との年の差という時計を

巻き戻すことが出来たら

君ともっと近くて

楽しい日々を送れるのかな。