#忘れたくない

心にある一冊の本を見返して

鮮やかに蘇る思い出に誘われ

そっと心に花咲かせ彩りを。

溶けてしまう

楽しかった記憶

溶けてしまえ

悲しかった記憶

私があの子みたいに可愛くて
明るい色を放つ人だったら
君は私を好きになってくれましたか

忘れたくないことも時が経てば忘れてしまう

だからノートに書いて記録する

幸せなひとときを、ずっと覚えていたいから

人が人を忘れる順番は
最初に「声」
次に「顔」
最後に「思い出」らしい
私も大切な人の「声」や「匂い」
そのうち全部忘れちゃうのかな？
忘れたくないな…

貴方が今日も息をしていたのなら

名前を呼び他愛ないをして過ごし

時間さえもが惜しいと感じる程の

日々を暮らしてしましたか──。

青過ぎた春を永遠に忘れずにいたいと

綴る言葉の巧拙は知らねど残したくて

透影に準えた色彩は白昼夢に浮かんで

モノクロの世界は見る人に委ねられ

忘れたくないカラーで描くは日記で

心の旅はファインダー越しに続いて

忘れないでいたいと思った。
痛みも優しさも朝を迎えるたびに
掠れていってしまう。
その繰り返しの中で
私の存在もまた穏やかに消えていく。
夢のようなもの。

箱を開けたら全てが詰まってた

忘れたくない感情も

忘れていたかったあの日も

ガラクタと化した

僕の想いも

また いつか君に逢えたなら

蘇るのかな

忘れたくないあの時間
忘れたくないあの記憶

懐かしく　愛おしいあの瞬間
苦しく　辛くなるあの瞬間


時が過ぎれば　記憶は掠れてゆく…

私は君のことを絶対忘れない。

貴方のことを全て忘れてしまう前に、

記憶の瓶いっぱいに詰めて

心のなかに飾ってしまおうか。

あなたがくれたもの

大切に抱きしめてるよ