『引き寄せの法則』の話
[シリーズその7]
(※続きものです)
ここまでの話を
少し角度を変えて説明してみる。
①現実世界と、あなたの心のなかの世界は、別のもの。
②だから現実に何が起こっていようと、心のなかでは、それとは全然関係ないことを考えられる。
③それを利用して、こころのなかの世界を、現実世界から独立させるのだ。
こころのなかの世界は
ほ ん と う は
この世界(現実世界)よりも広い。
その『広さ』を
あなたはじゅうぶんに使えているだろうか??
病気で入院中だろうと
犯罪者として収監中だろうと
こころのなかの世界の広さを
じゅうぶんに堪能して
自由に過ごしている人は、
じつは、いっぱいいる。
しかし、
物理的な拘束は受けていなくても
現実世界のことで心が縛られていると
病院よりも牢獄よりも不自由になってしまうよ。
『思考の自由』を理解したら。
まずは、
こころのなかで自由になろう。
『心のなかでは何を考えるのも自由だ』
というとき。
たとえば、
目の前にいる人にお世辞を言いつつ
内心では悪口を言っている、
というような場面を思い浮かべるかもしれないね。
でも、それだと、まだ、
こころの自由には、ほど遠い。
『思考の自由』を行使して
『こころのなかの世界』で自由にすごす、
というのは
『現実世界とはまったく関係ないことを考える』
ということだ。
ごくごく単純な事実として
ワンピースでもドラゴンボールでもディズニーでも。
世界的に有名なフィクションやファンタジーは、すべてそのようにしてできあがった。
オダさんでもトリヤマさんでもウォルトさんでも。単なる日常生活をこなすだけでは、
あんな作品、
出てくるはずがないと
思いませんか??
あなたの好きなアーティストの好きな曲の歌詞ですら、テーマは現実的なできごとから借りているにしても、作品そのものは、作詞家のこころのなかの世界の無限の広さを駆使してできあがった。
もっと言えば
きわめて現実的なテーマを扱った
ノンフィクションやルポルタージュですら
1冊の本としてまとめるためには
こころのなかの世界の広さを借りなければ不可能である。
こころのなかの世界には
無限の広さがあって
それをあなたは自由に使ってよい。
あなたのこころは
あなたのものなのだから
あなたが自由に使って良い。
それはすでにあなたに与えられている。
すでに与えられているのだ━━━━。
心を奪われる
という言い回しは、慣用表現として定着していて、基本的には恋愛用語だね。
恋に落ちて、想い人にこころを奪われるのは、とても大切な人生経験であると言えるだろう。
しかし恋愛などよりはるかに小さなことで『心を奪われて』はいけない。
現実世界の、あなたにとっては面白くも何ともないことに、あなたはこころを奪われてしまっていて、
そんな、面白くも何ともないことばかり考えさせられている。
『引き寄せの法則』は本来、常時稼働中で
本来、誰にでも使いこなせるはずのものだ。
それにもかかわらず、
あなたの身には何の奇跡も
起こらないのなら。
それはあなたが
『面白くも何ともない現実』に
『心を奪われてしまっている』から
なのだ。
なので
現実世界から関心を引き剥がして
『こころのなかの世界』を独立させることは
とても大事だ。
引き寄せの法則を使いこなすためには、
これは、必須。
でも、
とつぜん『現実的でないこと』を考えろ、と言われても、何を考えたら良いか、わからないよね!?
そんなときに
だれでも確実に
一度は本気でハマれるテーマが
『自分自身のこと』
なのです💕
自己否定や自己批判ではなく
また、他人は一切介在させずに
わたしにとってわたしとは何者であるか
を、考えよう。
①自分自身を全面的に肯定し
②自分自身を全面的に称賛する。
そんな自分自身に
③神のような信頼を寄せ、
それとはべつに、同時並行で
④自分自身にしかない独特の好み、望みを探り当てる。
のだ!
①から③までがひとつのセットだが、
③は、自分自身を直接信頼するのが難しいなら、あなたにとって信頼できて親近感のある守護霊や守護天使などを呼び出しても良い。
また、本来ならば宗教とはこの③のプロセスを助けるためのものだ。なのであなたのお気に召すならイエスキリストでもマリア様でも仏陀でも如来でも菩薩でも何でも自由。
それが役に立つための唯一の条件は、他人を介在させずに、こころのなかで直接呼び出せること。
この部分が歪むと、宗教的なものはすべて他人に支配され洗脳されるためのツールとしてしか機能しなくなる。
あなたにとって親近感があり、こころのなかで直接呼び出せて、他人に対してはその存在を秘密にできること。この条件を満たしている守護存在がいたら、頼って頼って頼りまくって頼り倒してもだいじょうぶ。。。。。
①②③の
自分自身を信頼できるようになることと並行して
④自分自身にしかない独特の好み、望みを突きとめる作業も地道に続ける。
かなりピンポイントで
たとえば○○先生の作品が好き、
というレベルを超えて
○○という作品のどこのページのどのコマが好き、というレベルまで行く。
好きな食品ならメーカー名まで細かく。
あたしは睡眠が大好きだが、寝付きが良い時間帯とそうでない時間帯は把握しているし、体力回復という用途を大幅に超える大量睡眠(日付が飛ぶ)の楽しみも、逆に睡眠不足でちょっとアタマがおかしくなる楽しみも両方知っている。それに、睡眠というシュミはとても多くの時間を必要とするので『睡眠時間ほしさに』あたしは時間管理がとてもうまくなった。
あなたにはあなただけの独自の好みがあるはずなので、それをぜひともつきとめてほしい。
こんなふうに、
自分自身が何を望んでいるのか
自分自身ではっきり自覚できるようになると━━━。
ここは驚いてほしい。
それはあなたのもとへとやってくる。
探し回らなくても
勝手にあなたのもとへと、
やってくるのだ。
単に、
あなたがそれを好んでいて、望んでいるから。
というだけの理由で。
それは、あなたのもとへとやってくる。
ここまでできるようになると
『引き寄せ』はほんとうにたのしい!