#愛

貴方が去っていった夜は
雨音だけが響いていた

異常は正常には戻らない
この恋という病がある限り

気づいたら誰かを好きになってるけど

気づいたら誰かのこと忘れてる。

そーやって恋してきたんだよね、きっと。

貴方は癒えない傷を隠すために

棘を背負うことにしたのね

笑顔制作コンテストがあったら
わたしは間違いなく優勝だ
賞品は涙100年分にして下さいな

体温の温度差は心の温度差
こんなに差があると
恋だって風邪引いちゃう

無数の涙で出来た君の笑顔は

きっとどんな花よりも綺麗だよ

あのとき君が零した

『一緒にいたい』という気持ちは

まだ

潰えていないだろうか

好きな気持ちはボロボロと溢れてくるのに、伝える術を持たない私はずっと苦しいまま。

笑顔も涙も　自然と零れるものなのに
いつしか　作ったり繕ったりするものになっていた

花を愛でて　零れていた笑顔は？
月を憂いて　零れていた涙は？

零れて零れて　失くなってしまったの？

あなたを想って　零れた笑顔は？
あなたを愛して　零れた涙は？

わたしの小さな手のひらじゃ　包み込めなくて
全部零れ落ちていっちゃったんだ

わたしの不器用な指先じゃ
上手く掬えず　全部なくなっちゃったんだ


『空想レプリカ』

あ なたが
い ちばん
し ぬまで
て をつなぎあって
る んるんで
よ ろこびあって いきていこう

湿ったこの裾を離したら

終わっちゃうような関係だから

人の誕生日なんて覚えられないけど

君の誕生日はすぐ覚えたよ

今年は直接おめでとうって言いたい

愛は見えない。
でも、君からの愛は確かにここにある

君が居ないと息が出来ないのは


君への愛を燃やす為に


心の火を絶やさぬ為に


君からの愛を、酸素を、


すべて費やしてしまうから