氷花・19時間前
何度でも
愛しい名前
恋
君と向き合って
“ふたりだけの呼び方にしよう”
君は少し照れたように言ったね
“早く呼んで”
急かすけど
ずっと心の中 勝手に呼んでたけど
いざ 声に出すのは
恥ずかしくて 言葉がどんな音かも
わからなくなって
つかえて なかなか出てこない
はじめて 君の名前を呼ぶ声は
少しだけ上ずってしまった
それでも 君は嬉しそうに笑う
“もう一回 ” って