ある日のお話。
私の大好きな愛犬が亡くなった時の話。
「そろそろです。」
お医者さんに言われてからは、ずっと元気がなくて
大好きだった散歩にも行かなくなっていました。
私は毎日話しかけます。
「今日は晴れてるね、ひなたぼっこしたいね」
「今日学校でね、友達とこんなことがあったよ」
でも日に日に弱っていく愛犬の姿を
目の当たりにしていました。
そんな状況が続いたある日のこと。
私が学校から帰ると、具合が悪くなり始めてから
一度も玄関にお迎えに来れていなかった愛犬が
よろよろしながら迎えに来てくれました
私はバカなので、
それは「元気になった証拠」だとおもっていました。
いつもよりご飯を食べて、いつもより水を飲んで
いつもより元気な姿を見れて
私も私の家族もとても嬉しかった。
寝る前にいつも通り「おやすみ」と声をかけると
ほっぺをなめてくれました。
それがあの子と触れ合った最期でした。
朝、私の愛犬は天国へと旅立ちました。
真っ白な雪が降るその日はまるで
天使のお迎えが来ていたみたいだったのを
よく覚えています。
いつもより元気な姿を見せてくれたのは
最期だと悟っていたのでしょう。
生まれてから13年間ずっと一緒にいた
私の愛犬はとても優しい子でした。
今は天国にいますか?
また生まれ変わって逢いに来てくれますか?
またうちの子になってくれますか?
私のことを見てくれていますか?
虹が出る度に
「虹の架け橋って言うのがあってね、
それを渡って天国に行くんだって。元気だった
元の姿に戻って気持ちよく天国に行けるの。」
こんなお話を思い出しています。
赤ん坊の頃は良き守り手に。
幼少期は良き友人に。
悩みが増え始めた頃は良き理解者に。
そして、私が大人になった時に
身をもって命の大切さを教えてる。
またキミに会いたいよ。
今までもこれからもキミのことが
大好きなゆきのより。