はじめる

#感想ちょうだい

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全2作品・





【彼女の裏側】





『桜っていうの?!』



『綺麗な名前だね。』





気づいたら俺の【光】になっていた。








「いじめ」そんなことには

なってないけど、


俺は常に゛独り゛だった。






きっと俺がつまらないから。



おもしろくないから。











『わー!最悪だー!』



誰か来る。



静かな教室に高い声が響き渡る。





『あ。えーと、水嶋くん?』




「は、はい。」




『わー、凄いねぇ。放課後も教室で


勉強してるの?』




「はい。」







何か忘れ物をしたのか知らないが



同じクラスの佐伯いちごが



教室に入ってきた。







どうせ、離れていくんだから



さっさと出て行って欲しかった。







『タメで話して?


ねぇねぇ!下の名前は?



下の名前は何ていうの?!』





彼女は目を輝かせながら俺に聞いた。






「…。桜。」




仕方なく答えた。






『桜っていうの?!



綺麗な名前だねぇ。』






なんだろう。



早く出て行って欲しいはずなのに




少しだけ嬉しくなった。







『私のことはいちごって呼んでね!』




「あ、うん。」






初めて感じた気持ちだった。





それからというもの



いちごは俺に


話しかけてくるようになった。






『桜くーん!お願い!

勉強教えて!』



「いいよ。」





僕は嬉しがる顔を隠しながら答えた。




どうやら、テストで良い点を


取りたいらしい。






俺は出来る限りいちごに教えた。







そしてテスト当日___。





「佐伯は…。休み、と。」






ぼーっとしていた俺だが



先生の一言で目が覚めた。







いちごが休み…?



どうしたんだと思い電話をした。





「ごめんね。桜くん。



ちょっと風邪みたいで。」





テスト当日に風邪をひくなんて


いちごらしいなと思いながら




僕はプリントを届けに


いちごの家に行った。







何やら、弟らしき



男の子がでてきた。





「姉貴は入院しましたよ。」







___? 入院…?





何故だ?事故か?病気?




風邪というのは嘘だったのか?






僕はいちごの弟に


病院と病室を聞き直様駆けつけた。







ガララ__





「っ。い、ちご…?」





俺は理解ができなかった。


いちごは苦しそうに寝ている。





昨日まで。



一昨日まで。




元気だったじゃないか。






その後。いちごの母に全て話された。





どうやらいちごは生まれつき


心臓が弱いらしい。



昨日。症状が悪化し、


急に入院が決まったとの事だった。





いちごは近くに居た俺に



何も苦しい様子を見せなかった。




ずっと。ずっと。



本当の自分を俺に隠してた。








「いちご…。」




何年ぶりだろう。



こんなに泣くのは。





たった1ヶ月ほどしか関わってない。





その時やっと気づいた。










―いちごが好き―








数時間後。




俺は【ありがとう】も




【好き】も言えずに





いちごは静かに息を引き取る。








あの1ヶ月間は




俺にとってほんの小さな






゛青春゛だった___。

瀬在_・2020-02-26
小説
彼女の裏側
下手くそ
感想ちょうだい
読んでみて
読んで
意味不
長い

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に2作品あります

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