#懐かしい君との思い出

まだ去年で同じ学校だった時に
その年初めて
授業だけ眼鏡かけてるの知って
眼鏡の赤色のケースを
君が落とした時に私が拾って
「はいっ！」って渡したら
ふざけて君が
「あーこらとるなぁ~！」って
「え？じゃあ返さないー！」
二人でめちゃくちゃに笑って
友達も混ざっていっぱい笑ってた
友達がロッカーの中に
眼鏡ケース入れちゃって
「どこだこらぁ言わないと
しばくぞこんにゃろ~笑」
って言って何故か私の両腕引っ張って
教室から廊下出て
「どこだよ教えろ
知ってんでしょ~笑笑」ってさ
ロッカー指差して
「ここだから
早く離してちょっとっ」
って言っても離してくれなくて
でもその時嬉しいと思った
好きな人が君なのに
その相手に両腕引っ張られてるって

学校にお弁当忘れた時
同じクラスだった君が
ランチパックを半分にして
私に差し出してきた
でも男の子だし
量足りないんじゃないかな
そう思って
良いよ家帰ったら
ご飯食べるからって断った
それでもって言ったから
私はありがとうって
ランチパックを少し貰った
初めて食べた味のそれは
なかなか美味しかった

なんか顔色悪くない？大丈夫？
うん、大丈夫
嘘つくなよ
大丈夫、じゃない
何かあったら頼れよ
ありがと…

だいぶ前に
こんな会話をした
けど原因は君だよ
だって私は
君が好きすぎる事に
悩んでいたんだもの

朝には「おはよう」
夜には「おやすみ」
毎日送り合ったあの日々が
今ではとても懐かしい

一度後悔したあの日
それは学校の帰りだった
君と一緒にいた途中の駅で
他の友達を見つけた私
「あ、○○だっ。」って言って
「行くの？」って君は言った
「うん…？」
そして私は友達の方へ走ると
ついてきてると思ってた君が
何処を見てもいなかった
好きって気持ちは
あの時まだなかったんだ
だから平気で友達の方へ行った
けどいなくなって
ホッとはしてなかったし
良く分からなかった
ごめんね…
あの時二人で帰れば良かった…
何となく嫌っぽかったしさ…
ごめんね…

お前、馬鹿だな笑笑
いやアンタもね？笑笑
えー(´；Д；`)
えーって笑笑
いやーあはは
うちより馬鹿じゃないけどね？笑笑
勉強教えよか
いや年下に？無理でしょ
教えるよん笑
馬鹿に教わっても分からんな笑
あ？俺の方がまだマシなんでしょ！
はいはい、でも良いですー
知らないもーん
なんて会話したなぁ…

あの時は嬉しかったな…
私が死にたいなんて言った時
となりにいた君がさ
「僕を置いて行くのだけは
ダーメ！」
って言ってくれたのに
今じゃ私を置いて行ったじゃん…
どうして他の学校に行ってしまったの

あの時の懐かしさが
忘れられない
一緒に走り回った休み時間や
恋人でもないのに
一緒に帰った日々

去年の運動会は
参加出来て良かったよ
何しろクラスには君がいて
仲が良すぎるくらいだった
私と友達Rと君
三人で過ごすばかりだった
君の両親とも運動会には話せた
小学も良く会っていたからね…
お互い知ってる同士だし
君が全員リレーで転んだの気付いて
休憩時に君のテントをRと探して
見つけた時
私「大丈夫？さっきの…」
R「痛そー…」
君「うん…まあ」
私「バンドエード持ってるよ、はい」
君「ありがと」
私「あー後これ、ご飯まだだけど
お菓子あげる！」
R「はい、私も」
私R「じゃあ、後でね！」
そう言って戻る時に
君のお母さんが言ってた事がね
「優しいお姉ちゃん居て良いね(^^)
随分と良くされてるじゃない！
いずれの事恩返ししないとねー」
それが聞こえて
私とRはめちゃ恥ずかしいくらい
照れるーとか言って笑ってた
更には君のお母さんに
三人で揃った所を写真に収めた
「はい、チーズ！」
暑さで汗ダラダラで
髪も整ってはいなかったけど
今でもこの写真を見ると
三人みんな笑顔で
失くしたら私
一生終わっちゃうとか
心の中で思ってたりする

私とRと君は
去年良く遊んでた
休み時間に教室で
鬼ごっこしてた
君が鬼になって
私を追いかけてくる
その時教室の角に逃げると
初めはそんなの無かったのに
通せんぼで壁ドンされた
両腕と君の顔だけが近かった
でもこれを一番初めにされたのは
Rだったんだ
すでに私は君が好きだった
だから初めて見た時
嫌で見てられなかった
それに勿論助けようとしても
タッチされてしまうのだから
助けには誰も行けない
初めて見た時に
私は思ってしまったんだ
私もされちゃいたいって
馬鹿だと思った
でも自然に逃げようとすると
私も角へ逃げてしまって
やっぱり壁ドンされてしまった
初めてされた時には
心臓のドキッて音が聞こえた
壁ドンを知っててやっているの？
知らないでやっているの？

私が持ってたクッキーを
君にあげた時
半分割って
はいって渡してくれた
あの日の電車の帰り道
今でもちゃんと覚えてる

電車に乗ると
やっぱり君を思い出す

ここら辺で喋ったなぁ

私のスマホでゲームして
降りるギリギリまで
返してくれなかったなぁってさ