#振られたけど好きです

君への恋心は

身を焦がすとも依存とも違う


ただ君と双方向の

安心を築きたい

貴方に振られた今でも、
貴方への気持ちは募るばかりです

まだ、貴方のことを
好きでいていいですか？

あなたは高嶺の花だ。
僕じゃ君の隣は務まらない

僕なんかは、あなたの横にいる
資格なんかない…

だけど、あとちょっとだけ
夢を見させて…

君と結ばれる夢を…
もう少しだけ見ていたいよ…

振られてもなぜか諦めきれない
これが本当の恋なんだ…

花束のように綺麗で色鮮やかな貴方が
私には眩しく見えた
それまで無彩色だった私の人生に
色をつけてくれたのは貴方だった
スタートラインに立ったまま
私だけが進んでいないような
ひとりぼっちな人生に
貴方が突然現れて
いつだって隣を歩いてくれた
初めて出会ったあの日が
私の始まり

いつも私の隣を歩いてくれた貴方は
私が告白したあの日から
ずっと前を行ってしまうようになった

あの子とであったのは入学から1ヶ月と少し経ったとき
5月24日
友達の紹介で
初対面のあの子と遊んだ。
ふんわりとしたボブヘアー
少し垂れてる女の子らしい優しそうな目
｢へへっ｣と、小さく、悪戯っぽく笑う。
可愛い声も、かっこいい声も出せて
気も使えて空気も読めて
たまにちょっとした意地悪もしてきて。

家に帰ってからも、その子の声が離れなかった。
アプリのDMでやり取りして
歌声を聞いて、聞いてもらって
アドバイスを貰って
同じ学校に推しを見つけて。
その子とも、推しとも、親友たちとも
みんなで仲良くして、カラオケ行って。

あの子を見るとドキドキしちゃって
胸が苦しくなって
これは恋だと自覚した
6月の終わり頃。
きっと、一目惚れだった。
優しくて、気が使えて、いたずらっ子で、
聞いてると不思議と落ち着く声を持ってて
あの日から学校が楽しくなったのは
誰かに会いたいと本気で思えるようになったのは
きっと全部、あの子のおかげだった。

誕生日。
あの子がくれたのはラメの入ったボールペン。
昔、欲しいなぁと思っていたボールペンセットだった。
もちろん、教えてなんてなかった。
その瞬間、心が通じあってるのだと錯覚してしまった。
運命なのかと。
そう思った。
この少しの希望が積み重なって
苦しくなることをうちは知らなかった。

夏休み終わり頃。
8月26日
勇気をだして告白をした。
実際に会って言う勇気はなかったから
DMで、長々とまとめきれない気持ちをぶつけた。
ドキドキしながら返事を待ってた。
帰ってきた返事は、いいものじゃなかった。
｢苦労するのは千里だから｣｢ごめんね｣｢友達として接して欲しい｣
｢嫌いになったわけじゃないよ｣｢気持ちは嬉しいよ｣｢ありがとう｣
｢もしかしたら泣いてるかもしれないけど｣
｢誰かのために頑張る人は好きだったりする｣
そんな、生暖かくて優しくて、
慣れてないんだろうな...そんなことが分かる
あの子なりの返事だった。
慰めの通知がなり続ける中、私は、久しぶりに涙を流した。

夏休みが終わり、秋になり、冬になり、
関係は元通りになっていた
めげずに私と今まで通り接っしようとしてくれたあの子のおかげだった
冬休み、あの子含め、5人でカラオケに行った。
他のことずっと話し続けているあの子を見てモヤモヤした。
嫉妬した。
なんであの子ばっかりって思った。
まだ好きだった。未練タラタラだった。
あの子の気遣いを無駄にするように気持ちだけが大きくなった。

1月初め
またあの子に告白した。
返事は変わらずだった。
でも、私はめげなかった。
それから毎日告白を続けた。
寝る前、
｢大好き｣｢好きだよ｣｢愛してる｣
日によっていろいろな言葉で伝えた。
たまに、｢月が綺麗ですね｣とか歌の歌詞とかで伝えてみたりもした。
あの子は喜んではくれていた。
でも、頷くことは無かった。

バレンタイン
気持ちを込めて手作りのマカロンをプレゼントした。
対面では伝えなかった｢好き｣を
初めて会って伝えた
冷たい雨の日だった。
返事が来る前に走って帰って、その日は終わった。

そして今日
ホワイトデー。
帰り道、可愛らしい箱と、1枚のルーズリーフを貰った。
｢バレンタインのお返しだよ。クッキー割れてないといいけど｣
受け取ったあとは、一緒に帰った。2人きりじゃなかったけど
楽しくて、嬉しくて、すごく幸せだった。
正直、期待してた。
好きを伝え続けて、相手の反応も変わっていって
もしかしたら、OKして貰えるんじゃないかと
そう思ってた。
家に帰って手紙を読んだ。
バレンタインに渡したマカロンの感想の後に
｢何ヶ月も好きを伝えてくれてありがとう｣
｢でも、千里の気持ちには答えられない。｣
｢ずっと好きだと言われ続けて、気持ちが変わらないわけがない。｣
｢変わったに決まってる｣
｢本当にこれでいいのか考えたこともある｣
｢けど、嫌いと思ったことはない。ホントだよ｣
そして、やっぱりあの子は
｢友達として接したい｣
そう書いてあった。
この関係をやめようと。
分かってた。知ってた。
振られることくらい。
でも、あの子と｢ごめん｣の言葉が胸に突き刺さって
声が震えた。
でも、滲んだだけで涙が出なかった。
その時、自分は最低なヤツだと悟った。
好きと伝えておきながら、相手を悩ませておきながら、
振られた時、涙の一滴もこぼれない。
あの子に貰ったのはイチゴのクッキーとマドレーヌの詰め合わせ。
クッキーは｢友達のままで｣
マドレーヌは｢仲良くなりたい｣
きっともう、うちが望んだ関係に離れないんだろうな。

今まででいちばん長かった10ヶ月の片思い。
これからも思い続ける。













これから二度と恋をすることないだろう

9ヶ月分の思い
マカロンに全部を詰め込んで
返ってきたのは
｢ごめんね｣の手紙と
甘酸っぱくてどこかほろ苦い
いちごのクッキーだった

私の初恋は
今思い出しても
1番苦しくて
それなのに
1番幸せな恋だった

叶わないことなんて
最初から分かっていて
そんな初恋を終わりにするための
告白だったのに
あの日からもずっと忘れられずに
私の想いは募るばかり

素敵な恋の王子様。

私と一緒に踊りませんか？

振られる前に言われた一言

"このまま好きでいてくれてもひたすらお互いがしんどいだけ"
僕は、振られる方がよっぽどしんどい

愛されなくなる方が苦しい、辛い
好きでいる方がいい

どうして君だけしんどさから逃げるの…？
なんで君だけ苦しさから解き放たれるの？

僕は君を一途に愛して振られて苦しめられて

君だけ苦しみから逃げ出すんだね…
ぁあ…僕はずっと君を愛し続けてこれからも苦しむんだ、、、

貴方の特別になれたなら
どんなものでも手放せたのに

振られたから諦めるとか
恋愛って
そんな簡単なものじゃないんだね

一方的にじゃなくて
お互い愛せたら
どんなに良かったか

叶わないって分かってる
それでも私は
貴方との宝物みたいな思い出を
忘れる勇気なんて持ってない