燐羅(りら・12時間前
明日を生きる僕らへ
「貴方が好きです。」
この言葉、何度も言おうとした。
けれど、言えない。
言えなかった。
今がなくなってしまいそうで、
それが怖くて…恐ろしくて…。
私は臆病者だ。
自分を卑下して通う学校。
今日もまた始まる。
でもね、貴方を見るとそんなことは吹き飛ぶの。
私を照らす一輪の向日葵。
そんな存在なの。
だからこそ壊したくない、壊れないで欲しい。
だから私は今日も言えない。
「貴方が好きです。」
決められた道だけ歩いてきた僕にとって
君との出会いは路線変更だった
少しは寄り道してもいいのかな?