グロ注意
〈すごい夢見たから報告する〉
めっちゃはっきり覚えてて
気になる…。。
気付いたら私は
夜の歌舞伎町か新宿にありそうな
ネオンがぼんやり灯っている
何処かの怪しげな事務所のソファーに
寝転んでいて、
一番最初にはその事務所の天井を
見上げてた。
横を見ると、
黒いテーブルを挟んで
向こう側にも同じソファーがあって
そこにやたらスーツを着崩した
若い男性が座ってた。
金髪でシャツを胸元くらいまで開けてて
ジャラジャラネックレスしてた…ハズ。
なんか10枚くらいの書類を
両手に持って
めっちゃ真剣に読んでて
私はそれをぼんやり見てた。
もうそこで分かった。
これは夢なんだろうな…って。
自分が何処にいるか
分からない時点で現実じゃないと
分かる。
わたしは、ね。
でも、分かったところで
目覚めるわけじゃない。
目を覚ますことは出来ない…
わけでも無い。
世間じゃこれを「明晰夢」って
言うらしい。
明晰夢の夢は
大体はっきりと覚えていることが多い。
シチュ的に面白そうだな、と思って
そのまま夢の流れに身を任せようと
思ってたら、金髪の男性と目があった。
「おはようございます?
キリュウさん」
私はキリュウって呼ばれてた。
桐生?鬼龍?己龍?
かっこいいから「己龍」にしとく。
「君は?」って聞いたら
「はぁ?」って呆れたように笑って
金髪の男性は「ハチっすよ!」って
答えた。
己龍さんがそう呼んでいた、とも
言ってた気がする。
ハチ…きっと私がつけた
あだ名か何かなのかな、って納得した。
それで何か依頼を受けていると
ハチが言って、
依頼が何かもわからないまま
ハチの車に乗って何処かの砂浜に
連れて行かれた。
車の中はめっちゃ甘い香りがして
異常に眠かった。
砂浜について車を降りたら
黒い礼服にネクタイを締めた…
いかにもヤクザです。って
言わんばかりの男性が2人来て
その人達についていくと
波打ち際に体を埋められて
頭だけが出ている状態の女性がいた。
「死なない程度でお願いします」
そうその男性の一人に言われて
「何を?」って聞くと、
ハチが
「あの人をやっちゃって下さい」
と、笑ってた。
何となく分かった私は
その女性に近づいてしゃがんだ。
女性は怯えた表情をしながらも
何か私に悪態をついてた気がする。
それにキレて
殴ろうとしたのをやめて
ズボンのポッケを探ったら…
驚いたことにカミソリが入ってた。
それで私はめちゃくちゃに
女性の顔をそれで切りつけた。
血が流れて女性の顔が真っ赤になって
脂肪が見えて
自分も返り血を受けて
顔に血が飛んで…
女性の顔が段々と原型を
留めなくなってくる。
それでも尚切りつけた。
そこまできたら
「もう止めましょ!」と
ハチが飛んできてカミソリを
持ってる方の手を掴んだ。
見たら自分の手が震えていて
目からは涙が溢れていた。
でも、
それ以上に驚いたことがある。
私は笑っていたんだ。