#榊葉を神祠へ廻らして

神を祀る場へ 僕の言葉が響く

君が幸せへ 導かれますように

僕が神様へ贈る 榊葉になろう

僕達は"離れ離れ"榊葉が若葉の頃

君との夏休みは"ないものねだり"

季節と森林が囁き夏が帰ってくる

君が居ない夏休み何て要らないよ

君と微笑んだ想い出は忘れない

僕達は離れようといつか再会へ

神祠に榊葉を祀って願おうか？

君と来年こそ海で笑いたいから

ｲﾆｼｴ ﾀﾅﾊﾞﾀﾏﾂﾘ
古からの行事ごと"棚機津女"の夏

君の災いを祓う"幸あらんことを"
ﾎﾞｸ
"籠もる巫"は"神"を迎えて祀った

ｸﾘｽﾏｽﾛ-ｽﾞ
季節は廻り"初雪おこし"が咲く

君が生きてる街へ気持ちを探す

望遠鏡が希望を与えてくれよう

君の聲響く盛夏に酔い痴れて

追憶が鮮明に残る夏休み期間

天使の梯子に再会を祈る僕等

君が傍に居ない孤独は穹の下

神祠へ餓死前の様に朽ちる人々

層積雲が彼等を連れて逝く未来

並々ならぬ世界の声達は断末魔

生き抜く事こそが再会の近道か

梅雨は晴れて今年も夏がやってくる

君は"僕の何段"より上に登る未来へ

止まった僕の時空を君は知らなくて

実は君に未練があるなんて言えずに

君が居ない桜咲く季節は過ぎて

今年も桜人は君では無かったが

君と再会する責務を果たす為に

僕は凛烈たる日々を耐え抜くよ

層積雲の夏空に咲き誇る向日葵

儚き未来に僕は俯き君の聲響く

いつか夏休みに必ず逢えるから

僕達の記憶の神祠は再会の道標

今も何処にでもある君の幻が

肩を並べて通った通学路にも

二人で合格を祈った神社にも

君の聲が遥かに響いた追憶の春

"さよならだけどまたね"

君と離れていても逢うべくして

廻る夏にまた逢えると信じてた

だから、さよならだけどまたね

薫る風に 風鈴の音色が響いたあの夏

遊んだ神社の紫陽花 今年も咲いたよ

約束の場所で君に "ないものねだり"

もう一度 夏休みを君と過ごしたくて

もう一度逢いたいと神様へ祈って

"待ち人来たる"と書かれた御神籤

僕の願いが君へ結ばれますように

初夏の宵に見上げた空に
ﾚｵ ﾚｸﾞﾙｽ
"獅子座"の"問い掛け星"

この夏休みに逢えるかな

君のように耀く星に訊く