生きるの疲れた人・2021-12-12
死にたい
死にたい夜
『死にたいなら死ねばいいじゃん』
死にたくても怖くて死ねない弱虫なんだよ、
私は。
もう惨敗なんだよ、
全てが。
死にたい夜
生きたい朝
このふたつを繰り返し
今日もまた
生かされている
どれだけ死にたいと叫んでも
朝になれば忘れてて
そして夜がまた来ると
その都度死にたい、そう思う
でも結局は生きていて
未だに死ねないままである
私の居場所はどこにもない
そんなのもう、どうでもいい
死ねる夜が来るように
ただひたすらに
祈っている。
しんでしまいたい
何度も何度も思った
何もかも うまくいかない
でも、最後の決断は寝てから考えよ。
それを何年も繰り返し
私はまだ この世界にいます
それでは おやすみなさい
また明日
死にたい夜は何だか寂しくて
きっとこのまま闇に溺れてしまえば
誰にも気づかれずに沈んでいく
月でさえも
私を照らしてはくれないんだろう
それなのに
声は上げずとも足掻く自分がいて
図々しく
“普通に生きたい”と願う自分がいて
理想を追い求め
ほんの少しの期待を抱いて伸ばした手は
空を切っただけだった