#残された者

『０と１の世界。』

いま君は隣に居るのに、

とてもとても遠い。

でも君はもう１の世界にいない。

０の住人になってしまった。

触れる事は出来ても、

もう何も出来ない。

０と１...近いようでその間には

果てしない程の距離がある。

計算しても答えが出ない。

もう...隣にいるのは君じゃなく

君だったもの......。

君がいないこの世界で、

残された俺は何が出来る...？

君みたいに翼を生やして、

君の元に飛んでいったら...

なんてダメ、だよね...笑

ちょっとは喜んで欲しいけど...笑

君がそっちで笑っていられるように

俺はこっちで生き続ける。

君の夢を俺が叶えてあげたい

君が出来なかったことをして、

君が見れなかった景色を見て、

君がわからなかったことを知って、

君が心配しないように強く生きる。

そっちに想いが届くように毎日君を想う

これが、いなくなってしまった君との

最後の...約束。

君がいなくなっても、

俺は君の笑顔を守りたい。

夢を夢のままで終わらせたくない。



俺の記憶の中に君がいる限り

俺は独りじゃないし、君も笑ってくれる

もし君が

この戦争を運良く生き残ったら

お願いがあります。

私の家族が路頭に迷い

苦しんでいたなら

助けて欲しい。

一つの命が消えた時


残されたあたしに
出来る事は


祈る事。
支える事。


一生懸命
生きる事。

ふたりの世界は
暗闇の中でも寄り添い合って

時に強く　時に優しく
燃えてる炎のようだった

もし消えてしまうのなら

両方同時でありたい

そのほうが寂しくないよね

いつまでも一人で燃えてる
意味　なんてないの

ちょうど1週間前の朝。
君がいなくなった。

今でも信じられない。
だってこの前会ったときは
全然元気で笑ってたから。


間違えたんでしょ？
手が滑っちゃっただけでしょ？
冗談なんだよね？
ちょっとしたらヒョイって
顔出すんでしょ？

本気で死のうとしたんじゃないよね？


君とは
小学校より会う頻度は少なくなったけど
私にとってはずっと大切な友達。

最初に聞いたときは1番最初に
君の名前を候補から外したんだよ。
絶対君じゃないって思ってたよ。
さすがに落ちるほどの
度胸の持ち主じゃなかったからね。

実際に名前が出た時は
ほんとに信じられなくて
自分の耳を疑った。
だって絶対君じゃないと思ってたから。

今でも信じられないし、
生きてるんだと思ってるよ。



もしかしたら君は
自分の意思で本気で落ちたのかもしれない。
それだけ辛い思いをしてたかもしれない。
同じ学校でもない
ただマンションが同じなだけの
私には
君の思いは分からない。

でも。
君に会いたい。
会いたいんだよ。

辛くて辛くて苦しくて。
布団の中で泣いて。
気づいたら君のことを考えてる。

君はいなくなることで
楽になる道を選んだかもしれない。
それは間違いでもないかもしれない。

それでも諦められなくて。
どうして？なんで？って思っちゃう。





どうか神様。

1週間前に時間を巻き戻してください。

もう1度

あいつに会いたいんです。







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ここまで読んでくれた方。
ありがとうございます。

私から1つお願いがあります。

どんなに辛くて苦しくて
死にたくなったとしても。

"死んで楽になろう"
とは絶対に思わないでください。

残された者は
ずっと苦しんでいるんです。
いつでも考えてしまうんです。
涙が止まらないんです。


どうか
"生きる"選択をしてください。

この世に大切な人を、

残した者が苦しいのか

残された者の方が苦しいか

実際には分からない。

残された人の痛みを考えてみて

その傷は死んでも消えないのだから

自分の周りの人達は


性格が…容姿が…接し方が…

好きなものが…嫌いなものが…

得意なことが…苦手なことが…


色んなものが
どんどん変わっていく


そんな君達の人生を見ていると


何も変わらない
いや、変わるのが怖い私は
この人生に1人取り残されたままで─