月の兎・2024-09-11
疲れた
過食嘔吐
気分調整障害
空っぽで穴の空いた心を埋めるように
ポップコーンを食べきってしまった
食欲なくて食事はろくに食べられないのに
それでもまだ満たされなくて泣きながら
何かをお腹に入れる そして気持ち悪くなる
ひどく疲れ罪悪感と後悔に苛まれる
花や空を見たり音楽を聴いたり友達と話しても
夜になると不安が襲ってくる
誰か止めて 助けて と泣きながらトイレへ行く
何年も治まっていても突然現れる怖い症状
罪悪感から誰にも話せない孤独な病気
鈍くて重い痛みを伴う
鉛のような心と体
私のもののようで
知らない人のもののようで
大きな波と小さな波に
時おり全てをさらわれて
人知れずもがいている
数値化できない病気だから
傷も見えない病気だから
なかなか理解してもらえない
だから自分で傷を作ってみたりしてしまう
そして叱られる
やり直しなんてできないし
来世なんていらないけれど
もし、そんなことがおきたとしたら
心の病気を早くきちんと治せる薬を
作る人になりたい
本当はあの時天に召されていて
見えてるけど幽霊になったのかも知れない
見えていない人もいるのかも
夜の方が楽で無気力でゆらゆらしてる
世の中との境界線も見えるもの