#決別

何の為に生きるのか


ずっと心の中にあったはずの



目標が跡形もなく


消えてしまった。




平気なふりしていても



否応なく湧く出すのは



私自身の“不要感”




あんなに優しくて



愛しかった人が



私と誰かを比べた



私の体を笑った



私を面倒だと呟いた




苦しくて辛くて



切り裂かれた様に痛かった





そんな時、君がいた



変わらず側にいてくれた



打ち明けた性別を


驚きもせず受け止めて


女の子扱いしてくれた



悩みを聴いて


包み込んでくれた





｢俺たちがいるよ｣



そんな風に


手を握ってくれる、


君がいてくれた




｢俺の為に生きて｣


おどけてそんなこと


伝えてくれる君がいた







“君の為に生きる”


何度も、繰り返す言葉が


やがて私の中で


行方知れずになった、


自信を見つける為の


鍵になる予感がしたの



ねえ。


その日まで


側にいてくれる？

口に出せない恋が重たくて

息が止まるほど苦しいのに

君の前では笑うしかなくて

世間よもう僕に干渉しないでくれ

両想いに

なれるのもほんの僅かで

好きな人と

結ばれるのって

本当”軌跡“なんだろうな…

きっと

後もう少しで元好きな人の誕生日だから

こんなモヤモヤしてるんだ。

7年も一緒にいて

連絡辞めてから２年くらいになるのか

まだ、好きでいるのかな…私

"学びきれずに卒業

伝えきれずに失恋

遊びきれずに決別"


私たちにとっては地獄だよ

誰にもこの青春は奪わせない

やりたかったことやれるだけやろう？

浅い眠りの中の後悔は
昨日までと違って
君への想いを甦らせる
いつものように楽しそうに
会話をしてた

私の問いに
「考えてみる」と言ったあなた
答えは
「わからない」だった

今までは、
「大丈夫」と、言ってくれたのに

たまに感じた
あなたの違和感
私の罪悪感が、
あなたを飲み込んだ

ありがとう
さようなら

『手の込んだ自殺』


八月一日。

髪の毛を切ってみた。こんなに短くするのは始めてで新鮮だ。今の季節には丁度いいか。


八月十三日。

断捨離に挑戦した。部屋がすっきりして気持ちいい。


八月二十五日。

今まで着ていた服を全部捨てた。あの人に似合うと言われた、ピンクの花柄のワンピース。もう見かけることもないだろう。






八月三十一日。

これで準備は整った。後は、未だに忘れられないあの人の笑顔を、声を、全部消してしまおう。













もうあの人はいないから。

あ～わかんねぇ！

なんだ　あいつ

なんで削除しないんだよ

意　味　わ　か　ん　ね　ぇ　し　よ！

放置されたらダチに戻っても新しい女作れねー

惚れてるってんだろ　グラァー！

ペットか？　俺は

あ～　放置こえ～

大好きな君へ
僕だけが君を好きだと思ってたけど
違ったんだね…
君を好きな人はたくさんいて
君が好きなのは
いつも笑顔で可愛いあの子
僕じゃ君につり合わない
もしも願いが叶うなら
僕があの子になりたかったよ…
だけどごめんね
そんなことはできないから
君のいないどこか遠くへ行きます
君と君への思いに
さよならするために

『アプリ』

君と入れた

お揃いのアプリ

もう来るはずのない通知

だから

一つ一つ消していく

全て前に進むため

もともとやっていなかった

だから初めに戻るだけ

Twitterも Instagramも

その他全部

君しかいなかった

だから消しても支障はない

さようなら

愛した人よ

あの日から唯一1度も聞けずにいた曲がある。
【決定エンドレス】と【LIVE映像】
だけは聞けなかった。
ライブ映像ですらプレミア公開した時以来見れてない。
でも、、、、
俺も前に進まなきゃいけない。
だから見ようと決心した。
まずLIVE映像を見た。
涙腺崩壊した、、、、笑笑
かっこよすぎた。
全部良かった。
騎士Aのかっこよさが濃縮された感じだった。
決戦エンドレスはもぅダメだった。
イントロからずっと泣いてた。
騎士A初の実写MV
俺にとって決戦エンドレスは騎士Aを知って初めて聴いた曲だった。
上手く言葉に出来ないけど
初めて聞いた時と同じ感覚になった。
騎士Aに出会えてほんとつによかったって思った。
これで前に進める。

〈天使、飛ぶ〉


























この小説は

以前書いた〈少年B、飛ぶ〉という小説の続編です

まだ読んでいない方は

そちらを読んでから読むことをおすすめします
























『ねぇ、クロ』




『クロはさ、この仕事が好きかい?』




『随分急だね。まぁ、好きだよ』




『そっか』




『シロは?好きじゃないのかい?』




『好きと言えば好きだし、嫌いと言えば嫌いかな』




『なんだそれ』




『クロはさ』




『ん?』




『俺の事、忘れないでいてくれる?』




『＿＿＿＿＿＿＿』













































｢おはよう、シロ｣




｢…いないのか?｣




｢おはようございます。今朝のニュースをお伝えします｣




｢テレビ付けっぱなしじゃないか｣




｢…珍しく朝ごはんまで用意してある｣




｢おーい。シロ?いないのか?｣




｢本日の天気です。天国は昨日と変わらず晴れ。洗濯物日和となるでしょう｣




プルルルルルル。プルルルルルル。




｢はい。もしもし｣




｢クロか?シロはそこにいるか?｣




｢本来ならば地獄の天気もお伝えする所ですが、ここで緊急速報です｣




｢神様。珍しいですねお電話なんて｣




｢シロなら今私も探していたところで＿｣




｢シロが成仏の掟に違反した。あいつを見つけろ｣




｢見つけ次第、殺せ｣




｢…は?｣




｢何を仰ってるんですか。あいつは…｣




｢昨夜未明、神様にお仕えする天使一名が成仏の掟に違反。成仏される予定であった政府関係者二十名を殺害しました｣




｢容疑者であるシロ容疑者は現在も逃亡中。天使達が行方を追っており、神様も捜索に協力されているとのことです｣




｢クロ。お前も向かえ。情報が入り次第また連絡する｣




｢…躊躇はするなよ｣




















































『クロはさ』




『ん?』




『俺の事、忘れないでいてくれる?』




『当たり前だろ。兄弟だぞ。双子だぞ』




『そっか。ありがとう』




『俺もクロの事は忘れないよ』

さよなら、ありがとう


君は少しも振り返らず

前を向いて歩いてね

僕の事など思い出す隙もないくらい

忙しく楽しくずっと笑っていてね

この選択が君を幸せにするって

僕は信じてる

さよならが最大の愛してるだと

君は知る必要ないから

完全なる自己否定感の下、

あなたに告げよう。

私とあなたは全くの別人である。

だから私に、あなたの幻影を見ないで
下さい。