閖紗莱・2024-07-15
NOTE15の日
泡沫の蒼と白*
紫蘭の花束
できるだけ近く
できるだけ長く
それだけでいい
ただあのときと同じ言葉を
もう一度聞きたかっただけ
会えない日々が続いたら
会える日々が待っている
予定の埋まらないカレンダー
薄れていく未来図が怖くてさ
刹那の時間に愛を込めて
永久の期間に幸をひとつ
後悔したらもう遅いから
まだ間に合う今のうちに
きみの幸せが叶いますように
きみの不安が取り除けますように
きみの記憶が元に戻りますように
きみがいる限り私はきみのそばにいる
きみを手放す気は全く無いから離れないでいて
思い出してほしい
けど無理に思い出さなくていい
きみのペースでいい
それでもできるだけ早く
なんて思う私がいる。
チャンスがあるから時間がある
チャンスがなければ時間は止まる
何でもない日常と
他愛ない会話が
永久に尽きない
そんな幸せな空間を創りたい
そして、その世界できみと生きたい
きみのために生き続ける
それが私の生きる意味だ
君がもし忘れたら
また同じ話をしよう
頭からつま先まで
一つ残らずに
_harha『アンデルセン』
『 生と死は紙一重 』というけれど
どうして世界は異なるのでしょうか
空に咲いて消えて逝く
真夏の夜空に儚き生命
花を揺らす水滴は
夏時雨知らす水鏡