#涙色の想いが乾く頃

哀のかわりに愛を詰め
君に笑顔の花束を

「大っ嫌い」
何度もそう言い聞かせて
自分を自分で騙そうとする。
でもダメなんだ
止まる事を知らない涙が
僕を心をグシャグシャにしていくの

何処か遠いところに行きたいな

君と2人だけで

そこは僕らだけのせかいだよ

きっと何にも辛くない

心配事もない、痛いことだってない

ずっと2人で笑っていられる場所　


　いつか手を繋いで一緒にいこうね

「そっちの世界では幸せなんかな」

そう思ったのは2日ほど前の君の誕生日だった。誕生日を無事に迎えてたなら26歳。
命日から5年経った今も
たまに涙に変わることはある。

けれどその涙色の想いが乾く頃、
僕は大切な彼女を愛していた＿＿。