羽流 .・2021-09-26
爾今、夢幻の世界に捧ぐ
未来に夢を見れば見るほど
今の自分が醜く思えて
生きることさえ嫌になる
世界が暗闇に包まれる前に
貴方と最期の口付けを
泥だらけの白い靴
何者かに憧れた幼少期
遠くを見つけて
裸足で今日も駆けていく
幸せに喜ぶ雲を創像して
笑いあう虹を想像して
そんな未来を描こうとした
#爾今、夢幻の世界に捧ぐ
解釈、使用自由です
贈り物は気の向くままに
※爾今=未来
何時ぞの御伽草子
微睡みの寂滅
今世に綴るべく言の葉無し
笑い合う友を思い描き
その中心で笑う自分を思い描いた
あの頃の私は
泥、を知らなかった