#生きること

この世界は表面上だけの

平等で出来てるから

生きることが難しいの

息を　してる　　　　色が　わかる

足で　立って　　　　手で　触れて

水が　冷たい　　　　石が　かたい

声が　出せる　　　　人と　楽しむ

肌が　温かい　　　　星が　きれい

瞳が　笑った　　　　心が　安らか


全ては　　普通の　日常の　　営み


当たり前　でなく　　どれも　特別

病室で　　父に　泣かれてしまった

声に　ならない　か細い　声を　　振り絞り
ひと言　「家に　帰りたい」と
赤子のように　　顔をくしゃくしゃにして　泣く父

実は　　退院の日程は　来月初旬に　決まっている

でも……　父が　戻るのは　『我が家』ではなくて
介護施設の　『父の部屋』　になる……　しかし、

重積の　けいれんを　起こした　　父の　脳は
かつての　記憶が　　崩落している

だから　施設の　話をしても　　知らない　と言う

要は　　父は　毎日毎日　　寂しいんだろう
父が　本当に　帰りたいのは　『家族の輪の中』だ

面会の　帰り道……　母と二人　徒労感が　募った

ふたりの　愛は

いろんな　『あい』で　　育まれる


『会いたい』と　　素直に　求め　想う　気持ち

『分かち合い』　共に　同じものに　感動したり

『認め合い』　いいところも　イマイチなところも

『相反する』　価値観の　温度差を　発見しては

『哀詩を綴る』さまよい人が　　夕暮れを　歩く

それでも　　人は

『愛』無くして　生きられはしない

そこに『あい』が　あるなら　人は　生きてゆける

介護施設に　　入居している　お父さん

毎日……　「どうしてるかなぁ。。。」と

想わない　日は　ない


それにしても

『廃用症候群』っていう　病名・・・・・・

　　　　　　　　響きが　酷すぎないですか？！

病床の　父は　　ただ　　ぼんやりと
曇り空しか　見えない　窓を　　眺めていた


その　まなざしは　　力無く……
もしや
生きていることに　　生きてゆくことに
疲れてしまったのだろうか……と　　案じてしまう


今　　父は
不安と　　過度の緊張が　加わったからか
声が　出なくなり　　会話が　出来ない


「がんばろうね」「生きようね」と
励ますのが　　果たして　正しいのか……

時折　　分からなくなる

生きることに感激するように
涙を持って生まれたんだ

明日になって起きてみたら
生きてる気がするんだよ

かつて
言葉が出てこなかった日々を
送っていたことがある

言いたいことが言えない
喉元まで言葉が出てきているのに
口が動かないから言えない

毎日が悲しかった

今も時々、
言葉が出せなくなることがある
でも、悲しくはない

心を病むということは
こういう後遺症が残っても
それだけの苦しみを抜けてきたという
実証になる

今日の自分を受け止める
生きていることを
苦しみを実感して
苦しさの奥の悲しみを癒してきた

その道のりは険しくても
生きる力になっていたことに
気付いた

『生きることとは』

生きることに理由がないのと同じで

練ることにも、理由はない。

生きることに理由を求めて

色が変わらなくなったとき

私たちは

練ることをやめてしまうのだ。

毎日生きてて偉いよ
私は何度も挫けそうになった
生きる選択をすることの難しさも
全て投げ出してしまいたい
気持ちも知ってる

だから、今この瞬間
息をしているこの瞬間を
私たちはもっと誇っていい

一歩前に進む

一歩を踏み出せば
変化が起きて
その変化が時に心を苦しめる

行きたい方へ進むために
払う痛みもまた
自分の殻を破るためなら
乗り越えてみせよう

間違った道へ行きそうなら
立ち止まり違う道を探せばいい

立ち止まり道を探し
時には来た道を戻る

それができる君は
勇気ある者

生きがいを失い
やりがいも見失い
自信も失って
明日も分からない

生きていればそんな日々が
訪れることがある

今日１日を生きてみる
毎日、その日１日を
ただ生きる
何週間も何ヶ月も何年も

自信を失って
生きがいを失って
大切なものも見失って
自分さえ分からなくなっても

そして
ようやく今になって
自分を見つけることができた
少しだけ自信を持てるようになった
生きがいは未だに分からない

25年という歳月は
私から多くのものを取り上げた
けれど積み重ねてきた日々の先の
今日、私はここにいる

今日変わらぬ

空っぽな日常が

適当に息を吐いた

昨日の僕に

意味を持たせている

何か、もう全てどうでもよくなった

生きることも

仕事も

全てがめんどくさくて

嫌になる

何で生きてるんだろ

友達と出かけることも

連絡返すことも

全て嫌