#生と死の狭間で生きる僕は

僕の居ない世界で

君は平然と生きるんだろうけど

君の居ない世界で

僕は平然と生きられないみたいだ

弱いな、僕は

人の死なんか

呆気なくて

儚くて

それでも涙溢して

いつか来る、死の為に

誰かを奪った死の為に

悔しくも、生きていく

それが、人間

それが、僕

｢死にたい｣

そっか

僕、生きていたいから

まだ、こんな事言ってるんだね

死にたがってると思ってたのに

まだ喋ってる

まだ考えてる

それじゃあ

悔しくて死ねないか

死んだ世界と生きたい君


僕は君に惹かれていった

歯を食いしばる人生にも疲れて

一歩、歩くごとに

浪費していく筋肉を

生きていく一歩には

勿体ないと感じるようにまで

なった今日この頃でして、

もう、いっそ死のうと思ったんだ

そしたら君も死ぬっていうからさ

笑えてくるよね

こんな些細な事で

命落としていいのかって

でもさ

きっとそんなもんだよ、人生って

家族が死んだ

友人が死んだ

恋人が死んだ

誰も彼もが死んだ

なのに僕だけが生きてる

｢ああ、そうか｣

みんな向こうにいるから

きっと死んでるのは僕なんだ

手を伸ばす僕は

どこか儚く尊くて

僕の悩みとか

とある国の悩みよりは

遥かに優しい悩み事さ

僕の悩みなんて

君の悩みより

遥かに小さい悩み事さ

しまいにゃ

四角い四角い一枚の紙の

上での出来事さ

星の子供よ

声、高く

地面を突き上げ

この世界

共に滅ぼして

魅せようぞ

花も散り逝くは

君を思い

綻んで

幾千もの日々を

淘汰して

僕が笑うは

君は泣き

死に逝くものこそ

真実の想いかな

僕の感情の中から気に入らないもの

全部、全部、君のごみ屋敷へ

君に隠れた僕への想い

全部、全部、僕が食べてあげるから

｢君ってどこか悲しくて、可哀想だね｣

｢そうだね、僕は

どこか悲しくて可哀想なのかも

知れないね｣

｢私ってどこか

切なくて愛おしいでしょう｣

｢そうだね、君は

どこか切なくて、愛おしいよ｣

生きることを選んだのではなく

死ぬことを諦めているだけ

だからそんなに求めないで

人はいつか死ぬ。


だからこそ、儚く美しい。

僕　　　君
は　　　の
僕　　　た
を　　　め
殺　　　な
す　　　ら
よ　　　　
ﾟ