#男目線

望んだのはそっちだろう
子供のような金切り声で
僕を責めて気が済むなら
声が枯れるまで続ければ？

お互い楽しかった
それで終わりにしよう
良い時間、過ごしたのは
僕だけじゃないだろ

偽善者でいる僕が好きなら
嘘を吐き続けてあげるけど

君の機嫌を取るのは
もううんざりなんだよ

貴女と出会った
あの日のように
傘もささず
濡れたまま歩く

また、僕を拾って…
そんな期待をしながら

柔らかな貴女に包まれたい
甘い声で囁いて欲しくて

土砂降りの雨は
貴女の匂いすら
思い出させるから

まだ溺れたまま
まだ恋をしたまま

僕は僕じゃない名前で
初めましての言葉もなく
絡み合うベッドの上で

夏の夕暮れは
この心を滅多刺しにする

いつまで続けたらいい？
自問自答を繰り返して

あの人が望んだのは
僕じゃない
他の誰かになれる僕だけ

それでも
従順に言われた通りに
また明日も演じるだろう

これからも
生きる為に
僕は僕じゃない誰かになるんだ

ねぇ、ちょっと来てよ
手を引いて
誰にもバレないように
2人だけの秘密だよ

絡ませた舌
漏れてく吐息で
もっと僕を求めてよ

形のない関係
それだけで十分だろう
友達以上恋人未満ってやつ

だから触れさせてよ
その膨らみにも

耳に息吹きかけて
舐めたら止められない
もっと僕を欲しがって

なんて簡単なんだろう
手に取るようにわかる
君の気持ちなんて

他の男性と歩く

君の唇は普段より

深い赤色だった

その色の方が君に合ってるね

笑った顔が泣きそうな声が忘れられなくて
二人歩んだ日々はお前を一人弱くする
会う度にまた後ろめたさを感じて嫌になる
それでもいいと
心が叫ぶ お前に会いたいと

言葉ひとつそれだけでいいのに
どちらとも言わない俺の事
離したくはない離れたくもない
お前はそう言うけど

今までの二人を思い返すとキリがない位
都合がいいままでずるいままじゃ
このままじゃ歩けない

どんなに二人一緒に居ても分かり合えなくて
お前が想う俺は器用で出来た男じゃない
あの娘と出会う前に戻って聞いてみたい
「好き」と言われる事がどんなに幸せか感じたい

お前に惹かれお前に恋して好きだから好きのままいられたら
だけど、俺はずるくなるばかり
お前の気持ち知ってて

突き放したりしても
お前またホラ、泣いたりするでしょう
同じ気持ちでいられたら
欲しい言葉や抱きしめられるのに

だけど苦しい程お前が愛しい
お前の傍にいたいどんな形でも

許されない恋だと知っているから
気持ちはもっと熱く強くなり哀しくなり
お前の前じゃ隠す事しか出来ず

沢山の言い訳はお前を想う切ない恋心
「好き」というたったそれだけの気持ちで動いた

大きな片思い

身体、震わせながら
体温の奪い合い
抑えた口から漏れてく声

冷たい指先を下へ下げながら
陳腐な安っぽい台詞
愛だの、なんだの語るより
お前が好きそうな言葉を選び
耳元で囁く

ほら、溺れろよ
思う存分
鳴けよ、大声あげて
今だけは
何も考えず

快感に
俺だけに溺れろ

『好きという気持ちまた香る』

きっと私もどうかしている

『また夢と幻想が浮かぶ』

赤黄藍色が胸の奥

『きっとまだかくれんぼしている』

好きという気持ちまた香る

声も顔も

『不器用なとこも』

全部全部
『自分の全部』

大嫌いだよ
『大嫌いだな』

まだ枯れない花を君に添えてさ
『枯れたのは本当の花だったから』

ずっとずっとずっとずっと

『きっときっときっときっと』

抱えてよ
『笑えるよ』

僕と付き合ってくれて、ありがとう。

話しかけても、どこか上の空。

君には他に好きな人がいることくらい

すぐに分かるよ。

「今までありがとう」

そう言って、僕は君から離れた。

君の幸せを、願って。

君があいつの投稿にいいね
それだけで不安になって
情けないよなぁ

僕を選んでくれてありがとう
僕を愛してくれてありがとう

ずっと一緒にいたかった。


どうか幸せで

好きという気持ちまた香る

ずっと君が僕の名を呼ぶ

また夢と幻想が浮かぶ

暗闇に色彩が消える

きっとまたかくれんぼしてる

朝焼けに「またね」目が眩む

声も顔も不器用なとこも

自分の全部

大嫌いだな

枯れたのは本当の花だったから

きっときっときっときっと

笑えるよ

『多分、君じゃなきゃダメだった』
『もういい大人のつもりでも』
『嫌がってた言葉が今更恋しい』

あんなに悲しい別れでも
時間が経てば忘れてく
新しい人と並ぶ君は
ちゃんと上手くやれているのかな

また顔も見たくないからさ
『また今日も見つけた景色を』

変に連絡してこないでほしい
『不意に見せたくなってしまうのは君』

都合がいいのは変わってないんだね

『でもこれじゃ駄目だと』
『また終わらせるのも僕』

声も顔も不器用なとこも
『声も顔も不器用なとこも』

多分今も
『多分君は』

嫌いじゃないの
『嫌いになったよね』

『ドライフラワーみたく』
『まだあの日々が』
『ずっとずっとずっとずっと』
『色褪せない』

地球上に居る者は
果たして みな 息を切らしながら
がむしゃらに行動しているか
全力を出してみろ 己の限界を示してけ

月明かり 窓辺に苺色
甘酸っぱいあの日を思い出す
僕は君のことを忘れられない
忘れもしない夏の日の初恋

忘れた時は君の教科書を奪って
君が教科書を忘れたら僕が差し出して
そうして毎日のように教室へ来て
他愛もないことを言ったり
時に優しくしてみたり 時に意地悪してみたり
恋人のようだった

お互いに意識し出してから
喋らなくて 君との記憶が薄れかけてた

それでも再会した頃
君は変わっていなかったね

あの苺色の月は君みたいだった

僕の景色が変わったんだ
目の前に広がる世界
少しずつ煌びやかに
託された願いを乗せて
虹の橋を渡ったんだ